
高市はバカだ。自ら仮定の話を持ち出し、自らそれに答えて、中国をカンカンに怒らせている。この問題を深く認識しているのは木原官房位で、他の大臣からの発言はない。
中国問題はタッチ―だ。それは30年以上も前から同様で、当時の中国のGDPは日本の僅かに10分の一程度だった。それ以降の中国の発展は目覚ましく、今では日本の6倍の大きさの規模になっている。貿易面でももう何年も前から米国を抜いて、日本の最大の貿易国になっている。政経分離、思想信条の違いはあるとしても、日本とは切っても切れない関係にある。経済面では今は最大のお客さんだ。
そうした中国関係に於いて、先の国会では高市は余りにも未熟な発言をした。中国で一番タッチ―な問題、触れてはならない台湾問題に関し、質問者の岡田が台湾を聞く前から、自ら台湾を例に挙げ、そこが中国により攻撃されたら、日本の有事になる、と。自ら質問を先取り設定し、自ら回答している。
バカな総理だ。こんなことをしていたら、日本の国益を害することを毛も理解していない。これでは、今、中国から最大の利益を上げているパナソニック創業者松下幸之助さんの薫陶を受けたあとはどこにも見られない。
国会答弁で、総理、大臣の常套句は、仮定の質問にはお答えできない、と肝心の回答をはぐらかし、ぼかして、生の回答を避けて来たことだ。それが一番波風の立たない方法と周りも理解していたし、総理、大臣も理解していたからだ。今回の高市はその則を越えて、自ら仮定の質問者になり、自ら回答した。浅墓だ。
先週トランプとの電話会談で、台湾問題で余り中国を刺激しないように、とあのトランプ様からも忠告を受けたと報道されている。高市電話会談の直前に習とも電話会談をしていて、その際、トランプからは台湾問題は一切触れなかったと言われている。中国とこれから戦争をする訳ではないのだから、台湾問題を触れないのが、正しい外交だ。
高市は総務大臣の頃、気に入らないテレビ放送局に対し、放送法に基づく電波停止もあり得る、と述べ、国民を驚かせた。憲法で保証されている言論の自由、言論統制に結びつくのではないか、マスコミ界から猛烈な反論が起きた。その後、シラっとこの問題は無かったことにされたが、一昨日の国会答弁でも、野田の質問、政治献金問題に対し、そんな問題はどうでも、議員定数削減を話しましょうよ、と、肝心の質問には答えず、全く別の問題を持ち出し、正面から答えない。ズルい総理だ。
放送法にしても議員定数削減にしても、国内問題であるから、外国との波風は立たないが、こと外交問題となると、そうは行かない。一国で解決できる問題ではなく、相手国を巻き込むことになる。あの言いたい放題のトランプですら10月の台湾頼総統の米国立ちよりは拒否した。中国に配慮した次第だが、高市もこうした情景は見ていて、対中国外交は機微なるものとの理解をしていた筈だ。もしもそれを忘れて、自己の信念なのか何なのか、自ら台湾問題を持ち出し、日本を危難に陥らせる。バカな総理と言わざるを得ない。
