ちゃおチャオブログ

日々の連続

6.24(木・曇雨晴れ)国民の多くが今総理に望む2つのこと。

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長らく政府財務省が頑なに拒んできた赤木ファイルが裁判所の命令により遺族に開示され、公開された。ただ尚人命等に係わる部分は黒塗りで、100%の全面開示とは言えない。

国民の多くは、下級官吏の赤木さんが上からの命令により、公文書の書き換え、改竄、偽造を自身の意思に反して行わざるを得なくなり、それを苦にして自殺した事実は知っていた。赤木さんは自殺する前、その経緯を克明にメモにして、残して置いたが、財務省により秘匿され、その存在すらもあいまいに答えていたが、今回遺族、奥さんの強い要求により、財務省も渋々裁判所に提出することになったのだ。財務省と言う巨大な組織の大なる組織犯罪。国民は看過できない。

メモは財務省により尚個人名は黒塗りにされているが、国民の多くはそれが誰かは想像している。当時の財務省本省理財局長の佐川は国会の場で数々の虚偽の答弁を繰り返し、その答弁の口裏を合わせる形で、公文書が改竄されたのだが、一人苦しんだのは赤木さんだけで、そうした虚偽答弁や改竄を指示した上司等々は、その後、ほぼ全員昇格し、誰一人この問題に責任を取る上司はいなかった。省内の最大最高の上司は麻生財務大臣で、自ら辞職することもなく、未だなお、大臣の椅子に座っている。この男の頭の中がどんな構造になっているのか、知りたいものであるが、清廉潔白な赤木さん、多くの善良な国民の心を踏みにじる、侮辱的な態度だ。麻生初め財務省が一丸となって、御大将安倍を守るために虚偽を繰り返し、結果、論功行賞を得たのだ。日本の国情を堕落させ、踏みにじった責任は重大だ。

この問題に関し、菅総理は直接の係わりは無いと思う。総理は常々マキャヴェリを信奉していると公言している。であればこそ、ここで信賞必罰。日本を元のような清浄な国に戻す為にも、総理指揮の元、徹底的な調査を行い、黒塗り部分を明らかに、これに係わった職員、大臣、元総理大臣を含め、信賞必罰で厳正な処分を行うべきだ。安部時代に日本が相当に崩れたが、その崩れかけている日本を立て直すことが出来るのは、総理以外にはいない。

 

もう一つの問題。広島河合元法務大臣に配られた1.5億の自民党費に関し、川合は1審で有罪となり、会計資料も返還された。つい最近までこの1.5億円の配布に関し、二階幹事長、甘利選対本部長も知らず存ぜぬを決めている。では一体誰がこれ程多額な軍資金を渡すことを決定、支持したのか。

河井は安倍のかばん持ちで、大統領就任前のトランプタワーでの最初の世界の要人トップとしての面談を取り付け、その論功として、法務大臣の椅子が与えられた、と噂されている。ただ彼は、今回の買収、買票問題が水面下で進行している状況を察知して、僅かな期間で大臣を辞任しているが、一方で彼は菅の派閥グループに属していたとも言われている。いずれにしても彼も杏里も安倍と菅、両方から可愛がられたいたに違いない。

この巨額な軍資金が誰の命令により行われたのかは、安倍も菅も口を閉ざして語っていない。総理は当時官房長官として、その間の事情を熟知している筈だ。下剋上とは言わない。泣いて馬謖を斬るとも言わない。今現在総理の座にあり、国政に最大の責務を持っている総理としては、自身の指示であれ、安倍の総理であれ、他の誰であれ、普通の選挙資金も10倍を超える軍資金をこの国賊もどきの男に渡した経緯をつまびらかに国民の前に開示すべきだ。二階は裁判が終わり、資料が返還されたら明らかにすると答えていた。この際、第三者委員に検証してもらい、自身の責任を含め、明らかにし、国民からの信頼を取り戻すべきだ。日本が腐った国になったら、お仕舞だ。

 

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