ちゃおチャオブログ

日々の連続

トルコ史跡巡りの旅(22)コンヤの世界遺産「メブラーナ博物館」。

これからメブラーナ博物館の観光が始まる。
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観光が始まる前に、施設の説明をする添乗員。彼女は日本語が上手で、知識も豊富。素晴らしいガイドさんだった。
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さて、これからイスラムの聖地、メブラーナを見に行く。
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入館する前に記念写真を1枚。
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同行の三郷さんも1枚。
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コンヤは古い街で、イスラム教の宗教都市でもある。ガイドブックによれば、この町は紀元前8000年頃の石器時代には既に人家跡があり、丘の斜面にブロック状の住居を積み重ね、町を形成していたとのことである。又紀元1世紀ころには、キリストの使徒パウロが、この町でユダヤ教徒に石を持て追われた、と「使徒行伝」に記されているそうである。小アジアアナトリアは一体に古い歴史を有しているが、こんな所に「パウロ」が出て来るとは!古い歴史が今に蘇るゆである。

この町が大いに発展したのはセルジュクトルコがイズミールからこの町に王都を移した12世紀以降で、時の王アララッデインの頃で、当時100以上のジャミイ(モスク)や神学校が建てられたとのこと。先刻この「メブラーナ博物館」に来る前に立ち寄った神学校跡(インジェ・ミナーレ神学校)も、その当時の建立だ。その後、この町はセルジュクからモンゴルに支配され、次いで、オスマン支配下になり、現在のトルコに至っている。

今訪問している「メブラーナ博物館」は13世紀末、イスラム神秘主義のメヴレヴィ教団を創設した「メヴラーナ(導師)・ルーミの霊廟で、現在は博物館となっている。内部は禅宗のお寺のように簡素、清潔で、無駄な飾りはないようである。この博物館には当時の神秘教団の聖者が生活し、研鑽を重ねて来た部屋が復元されている。どんな神秘な儀式を取り行っていたのかは、この部屋を見た限りでは、中々想像できなかった。
 
 
 
 
メブラーナ教団の学習室。
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こうして皆で集って、コーランマホメッドの学習をしていたようだ。
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こうした再現パノラマを見ても、それ程神秘性は感じなかったが・・
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イスラムは男だけの社会。こうして、男だけで、煮炊き、生活をしていたようだ。
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さて、メブラーナ観光を終え、今晩のホテルに向かう。
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