ちゃおチャオブログ

日々の連続

ボロブドールへの3日間(6)機中から見えるジャワ島の山々。

離陸して10分もすると厚雲の上に出る。
イメージ 1
 
 
 
ああ、随分かっこよい山が見える。
イメージ 2
 
 
 
何と言う名前の山か・・
イメージ 3
 
 
 
随分高い山だ。スメルかプリモか・・
イメージ 4
 
 
 
前方に又別の山影が見えて来る。
イメージ 5
 
 
 
 
 
インドネシアは日本と同じように火山国であり、地震国だ。現在も活発な火山活動をしている活火山は日本よりも多いだろう。3年前のバトウール山も活火山で、山頂直下では今でも煙を上げていて、箱根大涌谷のように、湯気でもって温泉ゆで卵ができる栗だった。火山の山だからどこも富士山に似てコニーデ型で、均整がとれている。

殆ど時刻通りに離陸したエアーアジア機は、飛び立つと直ぐにも雲の中に突入し、安定飛行に移ると雲上の飛行となる。何気なく窓の外を眺めていると、雲海の上にポコンと頭を出している山が見える。ジャワ島自体は赤道の少し南側、東西に細長く、1000キロ以上もある島だ。飛行機はこの東西に細長い島の西の端の方から、島の上空を東に向かってほぼ一直線、500キロ位先にある。だから今窓の外に見えている山は、ジャワ島中部の山だ。

隣席のインドネシア人奥さんに山の名前を聞いてみる。知らない、という。大体、タイでもどこでもそうだが、東南アジアの人々は山登りの習慣はない。ましては女性が山に登る事など、殆どないだろう。山に対する関心は殆どないと言って良いだろう。山登りの習慣は、先進国に仲間入りする為の一つのステップであるに違いない。その点日本では古くからの山岳信仰があり、近年に入ってからは明治の中半にはイギリス人宣教師ウエストンが日本の3000m級の山を渉猟し、各地にウエストン碑が建立されているが、彼の働きかけによって、その頃、早くも日本山岳会が設立された。インドネシアに果たして山岳会があるかどうかは知らないが、その国の山岳会の有無が、先進国の仲間入りをしたか否なの一つのメルクマールになるのではないか、と思っている。

ただ、まあ、そんな学術的なことはどうでもよい。単に雲海に浮かぶ山の頂を眺めていれば良いのだ。火山が吹き上げている様を想像するだけで良い。このジャワ島東部にはインドネシア最高峰の活火山「スメル山」があり、その直ぐ近くには、10年程前に大噴火を起こし、その噴煙が10キロ以上の成層圏まで達し、世界の航空航路にも影響を与えたプロモ山もある。そんな話を山に関心のない隣席の女性に話しても意味はないだろう。今機中から眺めている山が、そのどれに当たるのかは分からないが、10年程前の旅行で知人の藤さんの案内で、プロモ山の中腹にある大滝まで登ったことが思い出された。足腰の丈夫だったあの頃が懐かしい。
 
 
 
 
インドネシアの山は皆火山性だから、形が美しい。
イメージ 6
 
 
 
うーん、富士山そっくりだ。
イメージ 7
 
 
 
ああ、あの山など、飛行機よりも高い。
イメージ 8
 
 
 
3年前、バリ島のバトウール山からロンボク島インドネシアで3番目に高い山を眺めた情景を思い出す。
イメージ 10
 
 
 
高い峰はまだまだ続いている。これでは、地元の人でも、山の名前は覚えきれないだろう・・
イメージ 9