土産物遊歩道を出た左手に何か建物が見える。
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近づいて行って見ると「MUSEUM BOROBUDUR」との看板が出ている。下の文字はインドネシア古語。
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中に入って見ると、ああ、日本の瓦屋根だ!
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この四阿の中には、民族楽器などが置かれていた。ここでガムランなど演奏されるのだろうか・・
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楽器しか置いてない四阿風建物だが・・、どう見ても日本的だ。
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ああ、右手に黄金の仏像がある。
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これはどこから見てもタイ、ラオス風の仏像だ。
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ああ、この石仏は日本的だ。後ろの建物が博物館本館か・・
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土産物遊歩道が終わった辺りで、余りにもしつこい物売りに一種の憐れみを感じ、絵葉書セットの半分を500円で買ってやって、やっと追い払うことができ、駐車場の方に向かって歩いて行くと、左手に何か日本瓦のような建物が見える。日本の援助で建てられたものかも知れない。まだ時間は十分あるので、その建物の方へ行って見る。
と、その入口付近に「BOROBUDUR MUSEUM」との案内板が出ている。ああ、こんな所にも博物館があるのか、と、中を覗いて見ることにした。建物は周りの壁を取り払った風通しの良い東屋風の建物で、どことなく日本の懐かしさを感じさせるものがある。瓦はどうみても三州瓦だ。でなければ石州だ。
近づいてみると、横手に金色の仏像が安坐しているではないか!Golden Budda?? 黄金佛??まてよ、ひょっとしてタイか?? いずれにしてもこの国では既に仏教は廃れてしまっているから、建立したのはどこかの外国の仏教国だ。日本には、小さな金銅仏はあっても、この様な金ぴかピンの大きな黄金仏は珍しい。・・そう言えば、この様な瓦はラオスにもあったが・・。
どこの国の援助で、このような施設が建てられたのか分からなくなったが、しかし、この遺跡全体がユネスコの援助の元に行われているのだから、その最大の支援国は日本であり、矢張り日本の技術指導によって作られたものだろう。そう思って中へ進んでいった。・・もしや間違っていたら、タイやラオスの皆さん、ご免なさい。
風通しの良い東屋には、2-3人の地元の人が休んでいたが、ガムラン等に使用されるような楽器が陳列されている。何かの際には、ここでそうした演奏が行われるしているのかも知れない。横手にかなり大きな金色の仏像が安坐している。木彫の仏像であれば、丁度日本にも丈六佛があって、ピッタリのサイズだが、金色が気に入らない。どうみても東南アジア風だ。
と、その仏像の奥に又別棟がある。そこが博物館のようだ。中に入って見る。中は空っぽ。陳列品はボロブドールの小山の中から掘り出されたレリーフの一部と、その作業状態を撮影した写真のみ。止むを得ないことだった。国が亡び、仏教史跡は打ち毀され、歴史の中に埋没し、宗教は失われ、今ここに住んでいる民族すら入れ替わっている。この偉大な遺跡を造営した仏教種族は、今やどこかに雨散霧消している。この博物館に飾れるようなものは何も残っていない。これぞ全く「諸行無常」、「色即是空」の世界に違いない。
博物館の前庭には沢山のレリーフが野積みにされている。これから修復を待っているのか、既に修復は終り、遺跡へのはめ込みを待っているのか・・。これから又人間の永遠の営みが繰り返されるようだった・・
と、その入口付近に「BOROBUDUR MUSEUM」との案内板が出ている。ああ、こんな所にも博物館があるのか、と、中を覗いて見ることにした。建物は周りの壁を取り払った風通しの良い東屋風の建物で、どことなく日本の懐かしさを感じさせるものがある。瓦はどうみても三州瓦だ。でなければ石州だ。
近づいてみると、横手に金色の仏像が安坐しているではないか!Golden Budda?? 黄金佛??まてよ、ひょっとしてタイか?? いずれにしてもこの国では既に仏教は廃れてしまっているから、建立したのはどこかの外国の仏教国だ。日本には、小さな金銅仏はあっても、この様な金ぴかピンの大きな黄金仏は珍しい。・・そう言えば、この様な瓦はラオスにもあったが・・。
どこの国の援助で、このような施設が建てられたのか分からなくなったが、しかし、この遺跡全体がユネスコの援助の元に行われているのだから、その最大の支援国は日本であり、矢張り日本の技術指導によって作られたものだろう。そう思って中へ進んでいった。・・もしや間違っていたら、タイやラオスの皆さん、ご免なさい。
風通しの良い東屋には、2-3人の地元の人が休んでいたが、ガムラン等に使用されるような楽器が陳列されている。何かの際には、ここでそうした演奏が行われるしているのかも知れない。横手にかなり大きな金色の仏像が安坐している。木彫の仏像であれば、丁度日本にも丈六佛があって、ピッタリのサイズだが、金色が気に入らない。どうみても東南アジア風だ。
と、その仏像の奥に又別棟がある。そこが博物館のようだ。中に入って見る。中は空っぽ。陳列品はボロブドールの小山の中から掘り出されたレリーフの一部と、その作業状態を撮影した写真のみ。止むを得ないことだった。国が亡び、仏教史跡は打ち毀され、歴史の中に埋没し、宗教は失われ、今ここに住んでいる民族すら入れ替わっている。この偉大な遺跡を造営した仏教種族は、今やどこかに雨散霧消している。この博物館に飾れるようなものは何も残っていない。これぞ全く「諸行無常」、「色即是空」の世界に違いない。
博物館の前庭には沢山のレリーフが野積みにされている。これから修復を待っているのか、既に修復は終り、遺跡へのはめ込みを待っているのか・・。これから又人間の永遠の営みが繰り返されるようだった・・
うーん、殆ど展示品が少ない。
![イメージ 9](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/commodore/20010103/20010103023741.jpg)
遺跡から掘り出された石仏が幾つか展示されているが・・
![イメージ 10](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/commodore/20010103/20010103023750.jpg)
主たる収容品はレリーフとか、その発掘作業の写真。
![イメージ 11](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/commodore/20010103/20010103023530.jpg)
ユネスコの援助で行われているから、日本主導であるに違いない。
![イメージ 12](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/commodore/20010103/20010103023540.jpg)
日本が援助したのなら、どこかに日本をPRしてもらいたかったが・・。
![イメージ 13](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/commodore/20010103/20010103023550.jpg)
ああ、前庭には凄い数の石材が野積みされている。
![イメージ 14](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/commodore/20010103/20010103023600.jpg)
これを一つづつ修復し、又はめ込むには膨大な時間と労力を要するだろう・・
![イメージ 15](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/commodore/20010103/20010103023610.jpg)
それが人の繰り返し行われる人間の営み。
![イメージ 16](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/commodore/20010103/20010103023620.jpg)