JALではこんな感じの機内食が出された。
JAL-Hanoi便。
今年新春の旅行はベトナムに決めた。南方で暖かいことと、更に最大の理由は、JALの早割で、往復65,000円で行けることだった。今年は株で大きな穴を開けているので、安いに越したことはない。更にもう一つ付け加えるとすれば、知人のネギさんが2年前にツアーでハロン湾を訪問し、その素晴らしさをしきりに湛えていたので、実際どんなものか、見てみたい気持ちも強かった。ハロン湾を見れば、東南アジアの主要な観光地を巡ることになる。そんな誘惑もあった。
1月2日、夕方6時のJAL便で成田を飛び立つ。飛行時間は6時間半。東京タイムでは真夜中の12時半に到着だが、時差が2時間あり、ハノイではまだ10時半。それ程遅い時間ではない。成田で取り敢えず1万円をベトナムドンに両替し、1,500,000ドンに交換したが、日本円は65を掛けて単位を更に10分の1下げれば、大体の目安になる。
ハノイ、Noi Bai空港は2年前に乗り換えで来た時と比べると、見違えるようなピカピカの空港ビルに変わっている。後で聞いて知ったことだが、出来てまだ1か月も経っていない、ほやほやの空港ビルだった。
通関を出ると、早速の雲助タクシーの呼び込み。始めて行くホテルなので、タクシーを利用しなければ分からない。ネットで予約したAgodaのホテルリストを運転手に見せると、直ぐにも了解し、20ドン、と言ってくる。20ドンなら約1300円、雲助とはいえ安いものだ。早速乗り込む。
かなり長い高速道路を走り、目的のホテルへ。本当に街の中心街のようで、道路の両側には大勢の観光客がレストランの外店舗で酒を飲んだり、食事をしている。全く異次元の世界に迷い込んだようだ。タクシーを降りると、40万ドンと言われる。「話が違うじゃないか! 言い値の倍じゃないか!」 と言って、支払いを拒否すると、「20万ドンではなく、20ドルと言った。ドンなら40万だ!」との凄い権幕。
運転手と一緒にホテルへ行き、フロントマンに仲裁に入ってもらうと、「空港からここまでは35キロ。40万はやむを得ない。」と淡々と説明。運転手と組んでいる節もあるが、当方には決め手はない。やむを得ず、言い値を支払う。いずれにしても、雲助には違いない。成田で1万円両替したが、これでは直ぐにも無くなってしまいそうだ。ホテルで更に1万円両替すると、何と、1,700,000ドン。成田の千葉銀行よりも20万ドンも多い。さすれば、成田千葉銀も雲助銀行か。
JAL機内で夕食も出たし、ビールやらワインを飲んで、かなり良い気分になっているが、こんな賑やかな夜の通り、出ない訳には行かない。いやー、皆浮かれている感じだ。バンコク・カオサン通りを彷彿させる賑わいだ。これが共産国家の夜とは!
新しい空港ビルや、モダンな空港取り付けの高速道路、夜の街の賑わい、ホテルの部屋、通りでの夜食、等々色々な場面での写真を撮ったが、残念なことに、その後訪問した中国南寧の町で、大事なカメラを無くしてしまい、それ等、貴重な写真は全て失われてしまった。
残念なことだが、自分の不注意で起きたこと。諦めるしかない。
夜はそれなりに魅力的だった。
喧騒はかなり遅くまで続いた。