ボゴール公園案内板。相当に広い公園だ。

公園内の深い木立を抜けて、夏の宮殿に向かう。

あちこちにインドネシア人家族、グループが木陰で屯している姿が見える。

皆ゆっくりとノンビリと、公園ライフを寛いでいる。

木立も深く、寛げる。

インドネシアを代表するボゴール植物園。インドネシア語を知っている訳ではないが、入口に「KEBUN RAYA BOGOR」と書いてあったので、この「KEBUN RAYA」が「植物園」と言った意味になるのだろう。この園が開かれたのは比較的新しく、戦前のオランダ植民地時代にドイツ人の設計により開園されている。従ってその当時にはオランダ総督の宮殿があったが、その後、インドネシアが独立してからは、スカルノ大統領、スハルト大統領等が夏の宮殿として使用していた。今は市民に開放されていて、広大な面積の公園は市民の良い憩いの場所となっている。
入口の直ぐの場所にある庭園の案内板を見て、その宮殿の場所を確認し、その方向に向かった。夏の宮殿がどんなものか見ておきたい。深い木立の森のような径を歩いて行くと、目の前に大きな池が出て来て、木陰のあちこちには人々が何人かで寛いでいる。家族連れのようだ。インドネシア人は実に公園が好きだ。以前シンガポールの植物園に行った時、それは偶々日曜日のことで、この国に出稼ぎに来ているインドネシア人のグループがあちこちで野外パーテイのようなことをしていて、幾つかのグループでは、一緒に食べないか、と誘われもした。木陰で休んだり、食事をしていたりする人々を見て、3年前のシンガポールを思い出した。
池と言うか沼は、ハスのや浮き草が浮いていても、先進国で見るような白鳥、スワン、水鳥などはいない。単純な湖沼だ。その先に真白の建物があり、それが多分夏の宮殿なのだろう。今は9月、既にここの住民はジャカルタへ引き上げて行ったようで、無人の状態だ。芝生の上に建物だけが残されている。しかし、それ程凄い、目を見張るような建物ではない。単に別荘か公園施設の建物にしか見えない。・・これが夏宮とは! そうか、矢張り質実堅実、ダッチアカウントを旨とするオランダ政庁が建てた宮殿か・・。
宮殿をバックに1枚写真を撮り、再び公園内を散歩し、資料館の方に向かう。広い公園だ。広さは日比谷公園、井之頭公園以上だろう。植生も豊かだ。色々な見ものがある。更に公園内を散歩することにしよう。
うーん、土日の散歩コースには丁度良い環境だ。

ああ、池の向こうに建物が見えて来た。

うーん、これが夏の宮殿か・・

それにしてはちょと貧弱のようでもあるが・・

えいや、これを宮殿として、記念社員を1枚撮ろう・・

うーん、よくよく見れば、オランダ風の質実的な建物か・・
