ちゃおチャオブログ

日々の連続

ニュージーランドの1週間(14)Mt.クック、トレッキング開始。

アオラキ(クック)村にあるホテル内のショッピング。
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さて、これからバスに乗り換え、Mt.クック前線基地まで運ばれる。
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ああ、前方にアオラキ(クック)山が見える!
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NZ,南アルプスの山並みだ。
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Mt.クック、前線基地のテント村だ。
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前方を別のトレッキング客が歩いている。
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さて、我々も出発だ。
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これから2時間のトレッキングに向かう。
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空気が澄んでいて気持ちが良い。
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今日のガイドのネパール人、シェルパ族だ。
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ああ、前方にクック山が見えて来た。
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高齢者の集りだから無理は出来ない。Mt.クック・トレッキングは予定では2時間だが、大幅な遅れも考慮されているだろう。テカポを早朝に出たツアーバスは、9時過ぎにはアオラキ(クック)村センターのHermitageホテルに到着したが、そこから又バスを乗り換え、前線基地、車で行ける最奥まで行く。ここまでは車椅子の人でも来れるが、流石にここからは自分の足で歩いて行かなければならない。ここはカールの始まる最奥、即ちここから先が山岳となるのだ。

ガイドはネパール人のシェルパ族。日本語が上手で、本人が自ら「自分はネパール人のシェルパ族です」と自己紹介するまでは、どこぞの日本人とばっかり思っていた。日本語さえ話せれば、日本人もネパール人も人種の違いは見当たらない。日本にはどれ位住んでいたのか聞いたところ、驚くなかれ、日本には一度も行ったことはないとのこと。日本語は、南部Dunedinの大学の日本語学科で学んだとのこと。Dunedinという街の名前を言われても当方には分からないし、又、そこに大学があることも知らなかったが、そんな地方の大学にまでも、日本語学科があり、NZ人ではなく、遠く遥々ネパールからやって来た青年が日本語を学び、今、こうしてMt.クックの山岳ガイドをやっている。世界は広いと言うのか狭いと言うのか、解けそうにないパズルに当たったようだった。

トレッキングが始まって10分も経たない内に照さんが音を上げた。元々足の具合が悪く、歩くのに困難を来していたが、Mt.クックを正面に見る手前で既にギブアップ。前線基地まで引き返すことにした。連れ合いの則さんも足の具合は良くなかったが、それでも第1吊橋の手前まで来て、そこから引き返すことにした。照さんが心配になったのだろう。それを見たママも則さんと一緒に引き返すことにした。パパも無理だろうと思っていたが、案外頑張る。ゆっくりゆっくりながらも先に進む。

第2吊橋まで来て、余りの不安定さ、吊橋がぶらぶら左右に揺れる様に危険を察したのか、菅さんが渡るのを諦め、引き返すことにした。第2吊橋を渡った殆ど数百m先、山の端を回った先にMt.クックの偉容が正面に見えて来た。富士山よりは50m程低い山。富士山は遠くで見てこそ富士になるが、この山、クック山は、間近で見てこそクックだ。その神々しさに圧倒される。Twin Peaksの山は幾つか見ているが、この山はThree Peaksだ。山頂が3つもある。その内の最高峰は、ここからは隠れて見えない。何たる山だろう。

10年前、まだ足腰が丈夫な頃、全国の百名山を走破し、行く行くは海外の山をと、夢見ていたが、その内の一つがこの山だ。今はもう3000m級の山も登れなくなり、たかが2時間のトレッキングですら顎を出す始末。麓のここから仰ぎ見れただけでも幸せだ。来て良かった。この山を間近で見れただけでもこのツアーに参加した価値はあった。




登山道の入り口には大きなケルンが建っている。
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アルプスが間近に迫って来る。
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前方に第1吊橋が見えて来た。
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ママと則さんはここまで来て引き返す。
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パパはゆっくりゆっくりだが、最後まで頑張る。
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凄い氷河の山塊が近づいてくる。
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圧倒的な塊りだ。
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いよいよ第2橋を渡る。
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もうここまで来ると山は目前だ。
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第2吊橋を渡った先が目的地。真正面にクック山を見渡せる。
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クック山の偉容が目前に迫る。
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