ちゃおチャオブログ

日々の連続

ルソン山紀行(34)サガダへ出発。山頂の採石場。

バナウエイの町の崖上にある観光案内センター。
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この案内センターの近くには数社のバス運行会社がある。ここはバギオとマニラ行の夜行バスの会社だ。
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バス会社の待合コーナーで出発を待つ乗客。手前の車はジプニーだ。
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このジプニーで山を越える。
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車の中で食べるようにリンゴを買っていく。
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朝方来た展望台までの国道を登って行く。
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右手に棚田とその先のバナウェイの町が見える。
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ジープだから馬力がある。坂道をどんどん登って行く。
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バナウェイの最後の人家だ。この後は、山の景色となる。
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ルソンの山塊をどんどん高見に登って行く。
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サガダ行のオンボロマイクロバスは、時間になっても中々出ない。バスの中で出発を待っていたが、一旦下ろされた。何かの不都合があったのかも知れない。チケットブースに聞くと、別の車にチェンジすると言う。後で分かったことだが、サガダ行の乗客が少なく、マイクロバスではなく、ジプニーで行くとのこと。結局、いつまで待っても乗客は中々集まらず、30-40分以上も待たされて、漸く出発した。

朝方ミニタクシーで登った高台への国道をジプニーは登って行く。当方、日本人故か、後部座席ではなく、運転手の隣の助手席に座らせられる。後部座席には地元のフィリピン人が4-5人程乗っている。運転手はこの程度では不満足なのだろう。随分以前にタイのメーソッドからミャンマーカレン族の難民キャンプの前を通り、メーサリアンまでソンテウに乗って行ったことがあったが、そのソンテウ、中々乗客が集まらず、出発がいつになるか分からない状態。痺れを切らす処か、出発すら心配になったが、今日のバナウエイは、その時ほどは酷くない。乗合ミニバスは、大体どこの国でもこんなものだ。40分程度の遅延など、上出来と思わなくては・・。

朝見た棚田が右手の崖下に広がっていて、ドンドン後方へ過ぎ去って行く。元々はジープだから、足回りはしっかりしていて、スピードも速い。バナウエイの町はあっという間に視界から消え、山中の国道を走り続ける。途中ダート道はあるが、大概は舗装されていて、穴ぼこ道路と言うことはない。ジプニーが殆ど山頂近くに進んできた所、前方に大掛かりな採石場がある。発破など仕掛けて岩肌を爆破している。その間ジプニーは手前で待っている。どうして町からこんなに離れた山頂近くで採石してるのか?道路を広げているにしては随分と大掛かりだ。矢張り採石に違いないが、大都市に近い場所で、どこにも採石場はあると思うのだが・・。何か町に近い場所では採石してはならないという景観上の法律でもあるのか・・。

山頂での採石場を不思議な思いで通り過ぎ、暫らく走り、分岐点を少し過ぎた辺りに小集落があり、最初のトイレ休憩となった。そう、深田久弥風に言えば、波打つ山並み。ルソン北部の畳々たる山並みが眼前に広がっていた。ああ、こんな山の中を日本の兵隊は逃げ回っていたのか・・



ジャングルが広がっている。バナウエイの人々はこんなジャングルを切り開いて、棚田に作り替えたのだ。
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今日も又土砂降りのスコールがやってくるのか・・。前方の山に暗雲が垂れ込めている。
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時々はダート道もあるが、大概は舗装されている。
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ああ、山頂近くにやってきた。
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小さな滝なども流れている。
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ああ、崖崩れでもあったのか・・。
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いや、マテよ、採石場かも知れない・・。
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こんな山奥に採石場があるのか・・
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ああ、間違いない。前方は採石場だ。
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人里離れた山頂での採石場。運搬も不便だろうに・・
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