ちゃおチャオブログ

日々の連続

「サウダーデ」モラエスの住んだ町(30)明石海峡ひとっ飛び。

鳴門の町はひとっ飛び。
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今まさに鳴門海峡を渡っている。
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鳴門海峡通過!
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海峡の凄い高い場所に橋が作られている。
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薄っすらと本州の山も見える。
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ああ、淡路島が近づいてきた。
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これから淡路島を通過する。
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明石海峡を高速バスで渡るのは今日が2回目だ。前回は業務出張で東京からは徳島まで飛行機でやってきて、その業務の延長線上で大阪に立ち寄る用事があって、バスで大阪まで出たのだった。それ以前、大阪まで出るのには、電車で高松まで出て、そこで備讃線に乗り換えて、特急で岡山経由大阪まで出るのかと思っていた。この徳島へ来るまで、こんな便利で早い直通の交通手段があるとは知らなかった。考えてみれば、長距離高速バスは関東地方よりも関西、九州方面の方が良く発達している。明石海峡大橋をひとっ飛び、徳島―大阪間を直結するルートを開設することなど、関西人にとってはお茶の子済々だろう。

前方に見える小高い山は鳴門海峡に面する山だ。随分以前に鳴門にある四国霊場第一番「霊山寺」へ参詣した時に見覚えがある。その時は鳴門海峡大橋の際まで行って、橋の上から渦潮にもまれる観光船を眺めたり、直ぐ近くにある大塚美術館に入ろうかどうしようか思案したが、ボンカレーの大塚さんが集めた陶器など、大阪の安宅コレクションには敵わないだろうし、既に東洋陶器美術館も見ているので、その時はパスした。美術館で時間を費やすよりは、より多くの八十八寺を回った方が良いだろう、との判断だった。

今その大鳴門橋を通過する。大きな船も通過できるように、対岸の淡路島の山際の高い位置に橋を架けている。この高さなら充分、5万トン、10万トンの豪華客船も潜り抜けることができるだろう。バスの座席は左側で、右側にある鳴門の街並みを見ることはできなかったが、鳴門秘帳、干満の潮の世界一過激な渦巻く海峡を眺めることは出来た。

しかしほんの瞬時に海峡橋を渡る。時速100キロで走行しているのだからほんの2-3分、最大かかっても5分もかからなかった。橋を渡るとそこは淡路島。島を南から北に縦断するように高速道、即ち、神戸淡路鳴門自動車道が突っ切っている。高速バスから眺める窓外の景色は広々している。これが島とは思えない程の広がりだ。農村集落は牧歌的だ。島で一番の洲本も窓の右側だ。以前見た時の記憶ではそれ程大きな街ではなかった。

凡そ20分で島を縦断し、いよいよ世界に冠たる長大橋、明石大橋を通過する。全長約4キロ、世界最長のつり橋だ。この橋が完成する以前、自分は明石の船着き場から、直ぐ横、左手に海に浮かぶ大きな支柱が突っ立っているのを眺め、日本の技術の素晴らしさ、又、完成後の橋を夢見た。あの時は、フェリーで淡路島へ渡り、北淡町の海岸べりまで歩き、この長大橋の建設現場すらも見て来た。そんな20数年前の思い出を想起していると、前方に神戸垂水の山の斜面が迫ってきた。もう直ぐにも橋を渡り切る。

            < 渦潮の 海峡眼下 ひとっ飛び >



こちらの海は瀬戸内とは反対側の紀伊水道だ。
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淡路島を縦断し、これから明石大橋に入る。
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世界最長のつり橋だ。全長4キロもある!
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ぶんぶん飛ばして、橋を渡るのに10分も掛からない。
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ああ、対岸、明石の町が見えて来た。
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神戸、垂水の斜面だ。
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あっという間に明石海峡を渡り切った。
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            < 渦潮の 海峡眼下 ひとっ飛び >