ちゃおチャオブログ

日々の連続

最悪のインド旅行記(11)旅行保険の効用。

兎も角カメラ2台分の保険請求する為には、警察の盗難証明書が必要になる。ホテル支配人と一緒に警察へ向かう。
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ごみごみした路地を通り抜け、大通りに出る。
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方向は良くは分からないが、どこかこのコンノートプレースの近くの大通りに面していた。
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警察署は2階建ての灰色を黄色くしたようなコンクリの建物で、2-3の部署をたらい回しされた。
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過去約10年の間に、今回を入れて4回の盗難に遭っている。元々JALのカード保険に入っていて、自分自身で海外旅行保険に入る、ということはなかった。最初の盗難はもう6-7年前、カンボジアプノンペンで、王宮前の公園で昼寝していた間、ショルダーバックを盗難され、中のカメラ、現金などそっくり盗まれてしまったが、パスポート、残りの現金などはホテルのSafety Boxに保管していて難を逃れた。ただ残念だったのは、その時は旅行の殆ど最後の訪問で、それまでに撮りためていたアンコールワット、ワットブノン、トンレサップ湖、サンボー遺跡、等々、普通の旅行では行けないような場所の写真が全て失われてしまったことである。

その時は殆ど半日近くかけて警察署からの盗難証明書を貰って来て、帰国後に保険請求した処、このJALのカード保険には携行品の盗難は担保されず、怪我病気死亡のみの人身傷害のみが担保される、との説明だった。そこでもう一つの上のランクのカード保険にグレードアップしたが、その後、豪州でリュックの中から現金のみ3万円が無くなっていて、その時は後から気が付き警察への届をしなかった為、帰国後の保険請求もしなかったが、次に再びプノンペンで、ショルダーからの財布の抜き取りがあり、5万程の被害を受け、この時は時間もあったので、警察へ行き被害証明書を貰って来て、3度目の正直、今度こそは保険が貰えると思って請求したところ、グレードアップした保険でも現金被害は対象外、と言われ、全く無駄な骨折り損に終わってしまった。

今回はカメラのみの盗難だから、当然保険は出る筈で、ホテルの責任者(経営者)を駆り立て、警察へ連れて行ってもらい、ほぼ3時間程かかって盗難証明書を受領した。帰国後、今度こそは、と、いそいそと保険請求し、2台のカメラ、メモリーその他の付属品を合計し85,000円程の請求をしたところ、JAL保険を取り扱う東京海上日動火災の担当者からは、減価償却等の査定をされて、半分にも満たない保険金が支払われた。フジのFine Pixは買ってまだ半年程度で、何が減価償却かと反論したが、それが保険会社の規定である以上、受け入れざるを得なかった。

損害の半分にも満たない額とは言え、初めての保険給付。何か得したような損したような複雑な気持ちだったが、ゼロよりはマシであり、約半日の警察掛け合いも徒労に終わらなくて済んだ、という喜びもあった。保険請求した際の警察証明書のコピーをどこかに保管していたが、今は見当たらない。いずれにしても保険は何かの為のもの。使わないですむなら、それに越したことはない。教訓とも言えないような教訓で、うっかり旅行者は又どこかで同じような犯罪被害に遭うだろう。



こんなごみごみした街中。かっぱらいなど日常茶飯事なのだろう。しかし、署は訪問者も少なく、静かなものだった。
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インドは将に発展途上国。これからの飛躍が期待されている。
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小さな小売店舗が軒を連ね、多くは家族単位の営業をしている。
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こうしたごみごみした国から、こうした芸術品が生まれるとは不思議だ。
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