ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(17)香港国際フェリーターミナルへ。

マカオ行きフェリーターミナルへ行くには一旦地下鉄駅のある地下道へ出て、道路を渡らなければならない。
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地下道は明るく綺麗だ。水平エスカレーターもある。
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地下鉄駅の改札付近には周辺の地図が貼ってある。この地区は尖沙咀(チムシャツイ)地区だ。地図の上の方が香港島
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各行先、ビル名などはアルファベット順に出ている。
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ネーザン道、パークアベニューの2つの大通りを地下道で潜り抜けた先に広東道がある。
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ホテルの隣のファーストフード店で、そそくさと朝食を済ませ、ホテルを引き払ってマカオ行きのフェリーターミナルに向かう。以前は香港は英国の施政権下にあるとは言え、1国と認められていて、香港への入国、香港からの出国は通関により管理されていて、ここからマカオへ向かうフェリーも外国へ行くのだから「国際航路」、発着所も「国際ターミナル」で良かったが、今では香港もマカオも中国の一部。外国へ行くわけではないのだが、名前だけは当時の「国際フェリーターミナル」として残されている。

ホテルからは歩いても10分程。最初から場所が分かっていて、真っ直ぐ行くなら5-6分で行ける場所にある。ホテルからは先ず地下鉄駅のある地下道に潜って、道路の反対側に出なければならない。香港を南北に縦断する幹線道路、パークアベニューを横断するには、一旦地下道に戻らないと、ターミナルのある反対側へは行けないのだ。

香港の地下鉄が何時頃出来たのかは知らないが、この地下道は広くて明るい。地下道の距離が長いせいか、歩行用の水平エスカレーターも設置されている。東京地下駅と同じだ。この地下道には駅が二つあり「尖沙咀站」と「尖東站」。この「站」の文字は日本語では今では余り使われていないが、戦前よく使われた「兵站」の「タン」。中国語では「駅」を意味する。

改札口の近くには周辺のマップと主な建物の案内出口が掛かっているが、これは日本の地下鉄の方が分かり易い表示になっている。こうした地下鉄の運行システム、表示等は国際化が進み、各国実務担当者は数年おきにどこかに集まって情報交換・協議をしているのだろう。

地下道を上がりネーザン道に次ぐもう一つのメイン道路広東道に出て、ターミナルに向かう。この道路はやや雑多なネーザン道と違って、モダンで近代的な高層ビルが連なっていて、その1階、道路に面する部分には高級ブランド店が大きなガラス張りの店舗を構えている。豪華な通りだ。その広東道を4-5分歩いた場所にフェリーターミナルビルがあり、ここも通行人に聞かないと、どこがそれと分からないようなモダンビルになっている。

エレベーターホールでは初老の男性が日本語で「お早う御座います。」とにこやかに挨拶して来て、フェリー乗り場、3階を案内してくれる。泊まったホテル「重慶大厦」でもそうだったが、香港では昔からこのエレベーターボーイがいて、エレベーターのドアを押さえてくれたり、行く階のボタンを押したりしてくれていたが、今でもその伝統が残っているようだ。

昔はこうしたエレベーターボーイにその都度チップを渡すのか悩んだが、今はにこやかに挨拶だけ交わし、3階に向かう。・・しかし、どうして自分が直ぐにも日本人と分かったのだろう・・。顔にレッテルが貼ってある訳でもないのに・・。それが職業、プロと言うものか・・。本来ならチップの5セントか10セント渡すべきなのだろうが・・。



この上品な道路を4-5分歩いた先にフェリーターミナルがる。
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ここがそのターミナルビル。嘗ての国境ビル。
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ビルの3階がチケット売り場、税関になっている。
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これがマカオその他へ向かうフェリーの時刻表。
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すり寄ってきた女性ダフ屋からチケットを買い、税関に並ぶ。
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