ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(33)マカオ博物館を出て、中国珠江へ。

博物館を出る前にトイレに寄ったら、綺麗な水洗で、中に、「紙を大切に」との張り紙があった。
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博物館の外にはゆうなのような黄色い綺麗な花が咲いていた。
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そこの高台からマカオの下町が正面に見えていた。
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エスカレーターを下りると、ここが本来の博物館の入り口のようだ。
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それにしてもすごい毛根の垂れ下がった老木だ。
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マカオは香港同様、ホテル代が高い。土地が限られているせいもあるかも知れないが、ここへやってくる人は観光というよりか、賭博だ。だから、豪華なカジノホテルはあまたあるが、それ等は皆お金持ち専用で、1泊1万円以上もする。一般の観光客を対象とした安ホテルなどはないのだ。香港からはフェリーで1時間ちょっとという近い距離にあり、日本からのツアー客もマカオには泊まらずに、朝フェリーで来て、その日のうちに香港に戻る、と言ったケースが多い。中国人観光客にしても同様で、国境の直ぐ外側が珠江市だから、敢て、マカオに泊まることもない。ただ、日本のツアーによっては、このマカオの巨大カジノホテルに泊まるのを売りにしているツアーもあり、賭け事好きな人には人気もあるようだ。

そういう事で、当方は博打には興味はないし、単に観光、モラエスの足跡を訪ねる目的でここマカオまで来たのだが、セナド広場を歩き、セントポール大聖堂を見、そしてこの砲台、モンテの砦から海は見えなかったものの、マカオ市街地を一望できたので、その目的は充分に達せられた。最後に博物館を駆け足で回ったのだが、そこにはモラエスに関する事績、解説等は全くなく、この町で、端的に言えば中国人社会の中で、モラエスなど知る人もなく、それは日本の島国の中、更に極言すれば、徳島の人々の間にのみ、現在も記憶として継承されているに過ぎない存在だった。

博物館の外に出ると、陽はまだ高く、ガジュマル様の大きな毛根を垂らした大木が涼し気な日陰を作っていて、尚、何人かの人はその木陰の下のベンチで、午後の余暇を楽しんでいた。博物館はこのモンテの丘の傾斜を利用した階段的な建物で、エスカレーターを下って降りると、本来の博物館入り口に出た。自分は丘の上から入ってきたので、逆順だったのだ。

そのエスカレーター登り口付近に一つの立派な銅像が立っている。見るからにカトリック神父像だ。ザビエルかと思って近寄って見ると、どうも別人のようだ。マテオ神父と言うらしい。16世紀、このマカオの大教区の始祖となった人だ。ザビエルは日本人の中には大きな足跡と記憶を残しているが、モラエス程ではないにしても、この町では最大の存在ではないのだ。だが、先刻の遺跡協会の中に聖人の一人として、丁重に祀られているのを発見し、当方、クリスチャンではないが、日本人の一人としては、うれしかった。



ああ、前方に銅像がある。ザビエルか??
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案内板を見ると、ザビエルではなく、マテオ神父となっている。
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聖人は皆立派なお顔立ちだ。
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何、マイルストーン? リスボンからここまでの距離か・・。当時の世界帝国だけのことはある。
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目の前にセントポール大聖堂の遺跡が立ってる。ここにはザビエルの足跡が確認でき、日本人としてうれしかった。
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