ちゃおチャオブログ

日々の連続

12.27.(火・小雨)東芝問題。下がらない株式、ドル高。総理ハワイへ。

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東芝問題、再び火を噴く。数年前世界の名門ウエスチングハウスを買収し、子会社にしたが、買収費用は莫大で、WH社の強い原発に打って出る、との思惑だった。
WH社はオランダのフィリップスと並ぶ世界の2大電気会社だったが、日本のメーカーや、韓国サムスン等の追い上げで、往時の面影はなく、東芝が買収した時点では、既にスケルトン、虚名だけが独り歩きしているような会社だった。東芝はトランプゲームのばばあを引き抜いた形で、買収後にWH社の巨大な債務が判明、3000億円位の損金処理をした。それ以前の買収劇でも、当初、2500億円程度を予定していたが、ファンドやフィクサー等にたらいまわしされ、あれよあれよと言う間に、買収額が釣り上げられて、当初の4倍ちかい9000億円も支払うことになった。
その直後の福島原発。WHが得意とする原発部門もうまく機能せず、その間、東芝自体の不正会計問題で、瀕死の重傷を負った。
それが今回、WH社が米国で買収したCB&Iが巨額の不良債権を抱えていることが判明し、更に数千億円規模の損金処理を迫られている。
一体、そうしてこんなことになるのか。倒産する「ような会社を口車に乗せられて買ったとしか思えない東芝の経営陣。全く金ぴかの東芝社員はどこへ消えてしまったのか。東芝1社で2兆円程の国府が失われることになった。重大な背任行為だ。
東芝から見たら、リクシル、住生活のドイツ子会社問題んどは、子供の話のようだ。

株も為替も下がらない。黒田のトンチンカン政策の為で、日本だけマイナス金利を据え置き、日米の金利差が拡大している。クリスマス休暇、年末にかけ、下がるはずの相場が下がらず、困っている人も多いだろう。日銀が日本の大企業の最大株主になりつつある。日本の会社を全部日銀の膝下に置こうとしているのか! 自由主義経済の中で、こんな国はない。

今夕、安倍総理ハワイへ。明日、真珠湾オバマ大統領とアリゾナ艦上で慰霊を行う。75年目にして初めて日本の総理が訪問し、慰霊する。長い時間がかかったものだ。


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