ちゃおチャオブログ

日々の連続

6.28.(水・曇り)タカタ倒産。東芝2部へ降格。

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3月決算の株主総会が本番を迎えている月曜日、どうにも立ちいかなくなったタカタが地裁に民事再生法を申請、受理された。1兆7000億円の負債は製造メーカーとしては戦後最大だ。戦前の落下傘メーカーが自動車の衝撃吸収バルーン製造に進出し、一時は世界の3大メーカーにまで成長したが、どこでどう間違ったのか、米国で破裂事故が続発し、リコール問題、訴訟問題でにっちもさっちも行かなくなり、倒産となった。
高田社長兼会長の会見、どうしたものか、自身でも狐に包まれた成り行きに途方に暮れていたのが実情だろう。どこでどうしてこんなになったのか、一説には嵌められた、との噂も出ていた。メキシコ工場で作ったバルーンに欠陥があったようだが、それは製造上の欠陥なのか、作為的なものなのか。世界のハゲタカは日本の優良メーカーの隙あらば、と狙っている。タカタは今回中国企業の傘下に下り、再生を図ることになった。日本の会社もどこも手を挙げなかった。

同じような悲運に見舞われたのが、世界の東芝原発子会社WHに足元をすくわれ、2兆円を超える大赤字を出して、未だに決算が出せない状態が続いている。今週から東証2部への格落ちとなる。明治の中半、東京電灯から始まった名門会社が、無残にも倒産の瀬戸際に立っている。これも又、WH社を介しての世界の原発マフィアに嵌められた、との噂も出ている。それにしてもWH購入の決定は東芝首脳陣が役員会で決めたことだから、嵌められたにせよ、何にせよ、自業自得の結果だ。
こんな形で日本の大企業が無残にも破れ、何兆円という日本の富が海外に流出していく姿を見るに忍びない。
大企業経営者は、自社の企業、株主だけでなく、日本の国富ということも頭に入れて行動、決定して欲しい。


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