韓国サムスンの低迷を笑う前に、東芝の体たらくを危惧した方が良い。数年前、Fukushimaの起きたほんの少し前、原発を主軸の一つにするのだと、原発に長けた米国Westing Houseを買収し、100%子会社にしたは良いが、そのWestingが去年更に原発製造会社を買収し、100%子会社にしたが、従って、東芝本体からすれば孫の子会社になるのだが、その買収時には判明していなかった巨額負債が今になって明らかになり、7000億円もの巨額の負債を背負うことになった。
リクシル、旧トステムが主体の会社だが、去年買収したドイツの子会社が実態と違って大赤字で、2000億円からの債務を背負いこみ、結局赤字会社に転落したが、全く同じ図式がここでも繰り返されている。しかもその規模は3倍以上だ!
日本の富が、これ等無能な経営者によって、どんどん失われていく。取締役会、役員会は一体何をしていたのか! 社長、会長の言いなりだったのか!
明治以来、150年以上も続く名門会社も、とうとう、ずたずたにされ、分離解体、身売りの憂き目にあっている。経営者は重大な責任を負うべきだ。
同じような体たらく。日本の願望を担って初飛行したMRJは遅れに遅れ、何がどこに問題があるかの把握もおろそかに、結局、当初の計画から5年以上も遅れて納入は2020年になるという。だが、果たしてそれも約束通り、行くのか!