ちゃおチャオブログ

日々の連続

12.24(日・晴れ)新日鉄、2兆円は大丈夫か! 有馬記念、武豊見事。

 

 

今年も残り1週間。来週の今日は大晦日だ。寒い1日、年末の底冷え。年賀状の整理を行う。減らす積りでいるが、中々減らない。明後日までには出しておきたい。

 

新日鉄、いつからか新を取って、今では戦前と同じ日本製鉄になっている。数年前住友金属を吸収合併して新日鉄住金となったが、今は頭と尻尾を切り離し、日鉄となった。

嘗ては世界一の製鉄量を誇っていたが、いつの間にか中国やインドの製鉄会社に追い抜かれ、住金と組んでも世界の3位に低迷している。

 

その日鉄が米国有数の名門企業、USスチールを2兆円で買収するニュースは度肝を抜いた。日鉄のどこにそんな大金が隠されていたか、キツネに包まれた思いだが、ニュースを聞いて更に驚いたのは、新日鉄が台頭する以前の嘗ての世界一の製鉄会社が今では世界で24位に低迷しているとのことである。

米国ですら2位に甘んじ、その本社のあるピッツバーグは錆び鉄の州、ラストベルトの中心地だ。創業者カーネギーは鉄鋼王とも呼ばれ、カーネギーメロン大学や、NYにあるカーネギーホールとして後世に名を残している。

 

名門企業に務める従業員も老いたるとは言え誇り高いのだろう。この日鉄買収劇に早くも反対を表明している。又、米国政府も懸念を表している。2兆円もの大金をはたいて、日鉄は勝算はあるのか・・。米国ユダヤ資本に又騙されているのではないか。過去の日本資本の多額な買収では何回も煮え湯を飲まされている。40年前の三菱地所のセントラルパーク周辺の大規模買収、東北大震災直前の東芝によるウエスチングハウス、米国ではないが日本郵政の豪州ツール社の1兆円の買収。皆ことごとく失敗し、どぶに捨てた結果になった。東芝などは挙句果てに倒産の憂き目にも遭った。日本の富を失わせることにならないように、しっかりやってもらいたい。

 

今年最後の競馬G1有馬記念中山競馬場には5万人以上の観客が集まった。優勝賞金5億円をかけて16頭が出走。ダービー馬、天皇賞皐月賞、その他G1の優勝場揃いのレース。

 

ゴール200m付近から武豊騎乗の5番ドウデユースが頭を出し、100m手前でトップに立ち、強敵ルメール騎乗の16番スターズオンアースを頭差で逃げ切り、見事に優勝。武豊4回目の有馬賞制覇と自身の81回目のG1優勝を飾った。最近の競馬界にはフランス人やイギリス人、その他の外人騎手が多く出走し、優勝賞金を攫われているが、今日は武豊の馬捌きにより、外人を制することができた。良い1年の締めくくりになった。