ちゃおチャオブログ

日々の連続

12.25(月・晴れ)戦場のクリスマス。

 

クリスマスの今日、一時停戦も無く戦場で迎えるウクライナの兵士。卑劣なロシアにより電気、水道、ガスなどのインフラを破壊され、前線に近い町では、氷の寒さに震えながらのクリスマスだ。ロシア正教ウクライナでは、去年までは1月7日にキリスト誕生日を祝っていたが、今年からはロシア正教から離脱し、西欧諸国と同じ今日にした。

 

しかし去年に続いての2回目の戦場のクリスマス。先は見えない。プーチンが倒れ、ロシアが侵略を止める、と言わない限りは、来年も又凍えるようなクリスマスを迎えるのか・・。残酷な運命、悲劇の国民だ。隣国に野蛮で、強欲で、情け容赦もない侵略国家と隣り合わせになった民族の悲劇だ。日本も他山の石としなければならない。

 

今年3月、71歳で急死した作曲家の坂本龍一さん。彼の作曲した戦場のメリークリスマスが頭の中を流れる。テンポの遅い、静かな曲だ。その後のラストエンペラーアカデミー賞を受賞した。映画は見ていないが、大島渚監督の傑作と言われる。インドネシアの捕虜収容所を舞台にした映画だが、映画の中には戦場は全く出てこず、今日のクリスマスの日が象徴的に描かれている。

 

自分は仏教徒キリスト教徒ではないが、今日こそは平和な1日にならなければならない。銃弾を止めなければならない。ウクライナでもガザでも。人は天に唾する行為を今日だけはしてはならないのだ。世界の人々は大合唱して平和を求めなくてはならない。