ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(136)香港最後の夜景。

油麻地での夕食と買い物を済ませ、再び海峡の夜景を見に行くことにした。ビルは竹の足場を組んで、夜も突貫の工事をやっている。
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波止場では夜釣りをしている人もいる。
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時間が少し遅く、最潮時と比べ、少し華やかさが落ちている。
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しかしそれでも100万ドルの夜景には変わりない・・
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フェリーに乗って、最後にもう一度海峡を渡る。
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輝度は少し落ちているが、素晴らしい事には変わりない。
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この夜景を見るのも今宵限りだ。

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食事も終わり、買い物も済んだ。後はホテルに戻るだけだ。が、先ほど香港島から戻ってくる際、フェリーに乗らずに地下鉄で帰ってきた。矢張り最後にもう一度夜景を見ておきたい。このままホテルに戻ったら、何か心残りがするだろう。まだ時間もそんなに遅くはない。ホテルには寄らずにそのまま時計台広場まで直行する。相変わらず人が出ている。100万ドルの夜景は世界の旅行者を魅了する。

夕方の早い時間と違って、ビルの電光は少し落ちているようだ。働き者の香港人とは言え、こんな遅くまで残業する人はそんなに多いわけではないだろう。もう一度フェリーに乗って海風に当たりたくなった。このフェリーに乗るのも、これが最後になるだろう。海の上で光の洪水を浴びて、香港の思い出としよう。

もうこの時間、光のショーはやっていない。だから七色の光が超高層ビルを駆け巡り、七変化する見世物は見られない。静かな鈍色の光がビルを照らしているだけである。フェリーの乗客も昼間の半分以下だ。何時まで営業しているのか分からないが、終夜営業ではないだろう。帰りのフェリーを心配する訳ではないが、対岸に渡ったフェリーを一旦下船し、そのままUターンして同じフェリーに乗って九龍へ戻った。

最潮時の光のページェントと違って、今は時間も遅く、それに一部雨雲が掛かっていてビルの上層階を覆っている。最高時の半分以下の華やかさではあったが、僅か10数分の海峡クルーズを楽しんだ。昔と変わらぬ水兵服を着た船員の「ピー」という甲高い口笛に送られてフェリーを後にした。

波止場を出た直ぐの場所のキオスクの前で、一人観客を集めて路上パフォーマーが何か音楽を演奏していた。立て看板を見ると、彼は日本人で、世界一周旅行の途次にこの香港へ来たとのこと。20代の若者。この香港が最初のスタート地なのか、最後なのか、見ているだけでは分からないが、自分も嘗て彼の年頃の頃、アフリカ~インド旅行を終えて、バンコクから当時運行されていたAPL,Amerixan Presidentの客船に乗ってこの香港にやってきた。その時は旅の最後で、又再び船に乗って神戸に帰国した。

この先、彼はどんな人生を生きるのだろうか・・。50年生き続ければ、今の自分の歳になっている。青年に大きな未来が開けて欲しい。それと良き人生を歩むように!



次に又来る機会があるかないか・・
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この時間、対岸の香港島から乗る客も少ない。
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再見、香港!
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間もなく九龍に到着だ。時計塔も金色に輝いている。
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水兵服を着た船員に「ピー」と口笛で送られ、フェリーを降りる。
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波止場の前で一人ミュージシャンが何かをやっている。
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立て看板を見ると、日本の青年だ。ガンバレよ! 良い未来を!
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