ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(59)コインブラ駅前でお昼を食べてリスボンへ。

大学を下り降り、旧カテドラル前付近まで来ると、途端に観光客の数が多くなる。
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旧カテドラル。確かに頑丈な造りだ。これなら、司令部・要塞機能を備えていても、不思議はない。
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ああ、又新たな観光客が黒マントの学生の説明に聞き入っている。
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坂の途中には、歴史を刻む、こうした銅像が随所に置かれている。
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ああ、綺麗な花壇だ。街路樹の全くない参道での一服の清涼剤。
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京都清水の三年坂のだらだら下りよりももっと角度のある坂を下って行くと、登って来た時に見た旧カテドラルの広場前に出る。ここには先ほど同様、沢山の観光客がやってきていて、黒マントを着たコインブラ大学生の案内説明に聞き入っている。彼等はボランティアでこうした案内を買って出ているのだが、それもこれもこの大学を盛り立て、世界中に発信し、世界からの観光客を呼び寄せる一助にはなっているだろう。ちなみに、嘗ては欧州随一の大学、世界でもトップレベルの大学だったのだが、今では多様化、先進科学技術の波に押され、世界大学ランキングでは、400番台、ポルトガル国内に於いても、リスボン大学(200番台)、ポルト大学(300番台)に続く、3位のランキングとなっている。

登って来た時には気が付かなかったが、今は大学表参道を下って来たので、旧カテドラルの横の外壁を間近に見ることができたが、こうしてみるとその如何にも頑丈そうな石造りの外壁は、正しく西洋のお城で、この教会がレコンキスタ時代の重要な要塞、司令部機能も果たしていた、とのことは成程理解できることだった。教会前の観光客は入れ替わり立ち代わり、多分そんな歴史的な解説を黒マントの学生から受けているに違いない。

京都三年坂同様、ここの参道にも両側に土産店が並んでいて、丘の上の大学や途中のカテドラルを見終えた観光客が旅の思い出に、何等かの記念の品を買って立ち去る姿もあちこちで見られた。日本や中国程の激しい呼び込みはないが、それでも店員が店の前に立ち、にこやかに微笑みかけてくる仕草にはつい店の中に入ってみたくもなり、そこは小さな小物店だったのだが、いつかのトルコ旅行の際に買ったのと同じようなタイルの置物があり、これは帰ってからも鍋敷きに使える実用品でもあり、1個、お土産に買い求めた。

坂を下り、先刻のテラス状の道路に戻ってきたが、何軒かある大きなレストランは、どこも観光客で溢れていて、店自体が占領された感じになっていて、単身一人で入って行くのも気がひかれ、駅まで戻り、駅前の町のレストランでハンバーガーを食べることにした。今まで食べてきたのはサンドイッチばかりだったが、ここでは珍しくハンバーガーを出していて、これも又外人向けなのか、コーラとのセットで7ユーロ。どれどれポルトガル産のハンバーガーでも食べてみようか。

マックよりもボリュームがあって、味も悪くはないハンバーガーを食べ、さて、引き続き、駅前を流れるモンデゴ川を渡って、新市街地、テーマパークへ寄ってみようかとも考えたが、しかし先ずはリスボンへ行くことを優先し、寄り道をせずに駅に向かった。不便なのは、ここから一つ先のコインブラB駅まで出て、そこで特急に乗り替える必要があることで、取り敢えずは、次に出る電車でB駅に向かった。



京都三年坂ではないが、坂の途中には、土産物店が散見される。
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アラビア的デザインの鍋敷きをお土産で買う。
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コインブラ駅まで戻り、駅前のレストランで、お昼のハンバーガーを食べる。
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コインブラ駅からは、一つ先のB駅まで行って、そこでリスボン行の特急に乗り替える。
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コインブラB駅を発着するローカル電車。
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