ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(142)スペイン王宮周辺で。

大聖堂の裏側は王宮に面している。沢山の観光客が石の階段に座って、王宮を眺めている。
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自分も石段に座って王宮を眺める。成程、王宮は真正面に見える。
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王宮と大聖堂の外側は、深い切れ込みになって、土地が落ちている。
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王宮を去る前に記念写真を1枚撮っておく。
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王宮・大聖堂前の通りはバイレン通りと行って、高級マンションが立ち並んでいる。この少し先左手にはスペイン広場、プリンシペ・ピオ駅もある。
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大聖堂と王宮の間には幅広の広場がある。人々は大聖堂の裏口の石段に腰かけて、前方の王宮を眺めている。現在スペインの国王フェリペ6世がこの王宮に住んでいるのかどうかは知らないが、人々はひょっとして国王が庭に出てくるのではないか、と待ち構えている風もある。この王宮には、8ユーロ、約1000円払えば中に入ることもできるが、自分はトレドで散々歩き、しかももう既に夕方近くの時間になっているので、入館するのは止めて、他の人々同様、聖堂の石段に腰を掛け、王宮を眺めることにした。こんな風に腰を下ろして眺めていると、皇居前広場で、二重橋の先のお堀に囲まれた深遠な皇居と比べ、スペイン王朝は実に市民に近い、庶民的な存在だと思われた。

人々はそれ程長く石段に腰かけている訳ではなく、暫く座っていて、記念の写真を撮って去って行く。皇居にやってきたお上りさんが、二重橋をバックに記念写真を撮るようなものだが、自分も1枚王宮をバックに写真を撮ってもらい、次の大聖堂に向かった。スペイン王宮とはどんな格好の建物なのか、一度見ておけば十分だ。

王宮、レアルパラチオを見終え、隣の大聖堂へ向かう。王宮寺院だ。日本で言えば門跡寺院。王族と深い関係のある寺院で、壮麗なものである。元々この王宮はハプスブルグ家の宮殿跡だった処に、250年ほど前、今見る王宮が建設されたものだが、この大聖堂もその頃同時に建てられたものに違いない。鋼でできた大きな門扉の彫刻が素晴らしいものだった。内部もカトリック国の大聖堂に相応しい大伽藍と華麗な装飾。流石に王宮寺院のことはあった。

この大聖堂と王宮のソロ川は一段低くなった窪地で、そこにはそれ程大きくない川が流れているが、その低地帯はグリーンベルトのように広がっていて、この一段高くなった大聖堂横のテラスからの眺めは抜群だった。流石に良い場所に建てられていた。



大聖堂の前にはハーブ弾きの路上演奏家もいた。
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さて、アルムデーナ大聖堂に入る。
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入り口の鋼の扉。地獄門を彷彿させる。
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ロダンの彫刻にも勝るとも劣らない、素晴らしいレリーフだ。
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大聖堂にお参りし、外の高台から、下に落ち込んだ緑の公園を眺める。
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