ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(154)パンプローナの街中で。

この公園は奥も深く、広々としている。
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公園の入り口だ。散歩している人は少ない。
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公園の前を走る電動車イス。日本と変わらない光景だ。
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公園の前には教会も見えるが余り立ち寄る人は少ない。
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さて、街中の巡礼道を通り、ピレネーが見える丘に向かおう。
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パンプローナの市役所から巡礼路を700-800m歩いてきた先に大きな公園があり、その公園内では、三々五々、何組かの巡礼グループが休憩を取ったり、この先のコース検討でもしているのか、木陰に見え隠れしている。市役所からは僅かに1キロにも満たない距離だが、この巡礼路は、そのずっと先のピレネー山中から続いているのだ。今日は既に相当な距離を歩いてきたに違いない。

この公園の前には古めかしいゴシック様式の教会もあるが、巡礼者はその教会を無視するように、スタスタ巡礼道を先に進んで行くし、或いはこの公園で一休みしている。余り重要でない教会かも知れないし、この町にもカテドラルがあり、人々が立ち寄るとすれば、そちらの方だろう。そのカテドラルへ行くかてらにこの町の入城門、巡礼者が遥かフランスの地からやってきて、ピレネーの山を越え、漸くスペイン巡礼の道、最初の町に入城する。その歓迎門を見て来よう。そこまで行けば、ザビエルの生まれ故郷の山も望遠できるかも知れない。

路上にホタテ貝に似たシェルマークのプレートが数m置きに埋め込まれているのは、先刻見て知ったが、それとは別に、街中の道路標識にも同じように朝日のマークをデフォルメしたシェルマークが設置されていて、サンチャゴコンポステラの方向を指し示している。こうした標識が街中のあちこちにあれば、巡礼者も迷うことはないだろう。サンチャゴまでの800キロ、こうした標識がずっと付けられているのかどうかは知らないが、少なくとも、先日サンチャゴを訪問した時には、自分はこのような標識を見ることはなかった。サンチャゴが最終の満願地だから、敢えて標識を付ける必要はなかったのか・・。

どこから湧いて出てくるのか、一人であったり、数人のグループであったり、次から次に巡礼者が現れては、西に向かって歩いて行く。彼らは単に健康の為に、こうして何日間も歩き続けるのか、或いは何かを期して、又は宗教的な背景から、苦難の道を自身に課しているのか、自分には分からない。四国霊場参りに、何回も結願している人もいるという。この巡礼者の中にもそうした人もいるかも知れない。一巡では物足りず、二巡三巡と。宗教心は兎も角、健康に良いことは間違いない。毎日の粗衣粗食、そして毎日の行脚。身体的な健康だけでなく、精神も綺麗さっぱり洗われるかも知れない。経済的、肉体的に可能であれば、自分も一度は挑戦してみたいものである。



ああ、道路にはサンチャゴの方向を示す、シェルマークの標識も出ている。
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街中にはこんな親切な方向案内指示板が出ている。すごい数で却って分からなくなる。
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ゴミ収集も種別で分かれていて、街は清潔さが行き届いている。
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両側の窓が花に飾られた小奇麗な通りだ。
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窓際のプランターも綺麗だ。
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