ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(165)ESTACION DE AUTOBUSES DE PAMPLONA、バス停パンプローナ。

バスセンターの一つ手前の停留所でバスを降り、最後にもう一度城塞公園を歩く。
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どこから見ても見事な石組みだ。
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幅20mはある分厚い城門はトンネルのようだ。
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城内にはおもちゃのような大砲が展示されていた。
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昔はあった建物も今はすべて取り払われ、芝生公園となっている。この地下は大きなバスターミナルだ。
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朝早くホテルを出て、パンプローナバスセンターまでやって来たが、まだかなり時間も早い。バスセンターの一つ手前の停留所で下車し、もう一度城塞公園を通りセンターへ行くことにした。昨日の午前、初めてこの町へやってきて、リュックをホテルに預け、早速この公園を横切って旧市街にやってきた。昨日は午後も夕刻もこの公園を歩いた。丁度旧市街と大学町の新市街との間にある大きな公園で、バスもこの公園の辺縁を回るようにして旧市街と大学町を結んでいる。

広大な公園で、昨日見た森林公園よりも更に規模は大きい。しかし殆ど何もない公園で、100数十年前、城の機能は失われ、今僅かに残っているのは城壁の石組みで、これは何回見てもほれぼれする。流石欧州のMasonryの仕事、教会建築や橋、町の城郭等に生かされている。昔は城塞内にいろいろな建物もあった筈だが、今はそれ等建物はすべて無くなり、長い年月の間に生い茂った林のような木立が広がっている。そうした樹林帯を早朝の散歩者なのか、巡礼者の早朝出立なのか、黙々と歩いている姿を眺め、この城塞公園はパンプローナでの思い出の一つになるだろう。確かに早朝の木立の中にはフィトンチッドも沢山あるだろう。

もう一度分厚い城門をくぐって城内に入る。厚さは20mはあるだろう。昨日はもう一つ別の城門の石組みの中にトイレがあったのを思い出したが、ここにはない。代わりに、おもちゃのような飾りのような旧式の小さな大砲が置いてある。18世紀の戦争ではこんな華奢な大砲で撃ち合っていたのだ。おもちゃの兵隊のおもちゃの戦争とまでは言わないが、前世紀から戦争は飛躍的に残虐さが増し、今では水爆数発で日本列島を沈没させることができるまでに深化した。それを進化と言えるか深化と言うか知らないが、この程度の大砲なら可愛いものだ。少なくとも殺戮兵器とは言わない。

さて、城塞を出て200m、前方にガラス張りのバスセンターが見えてきた。ガラスの壁面には数か国語で案内が書かれている。スペイン語での名称はESTACION DE AUTOBUSES、即ち、自動車ステーションと言うのが正しい言い方だ。日本語は誰が約したのか「バス停パンプローナ」と書かれている。「バス停??」。ちょっと違うのでは? バス停はバスストップ。ここは駅、ステーションなのだ。日本語の次に中国語で「公共汽車站」と案内されているが、むしろこの方が正しい表現だろう。ただ日本語と中国語があって、韓国語が無いのは、少しばかり誇らしい気もした。さあ、それでは地下のStation,Estacionへ下りて行こう。



日本でも見られるような鳥が芝生の上にいる。
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200m程先の右側にガラスの建物が見える。バスセンターだ。
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ガラス造りのモダンなターミナルだ。
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ESTACION DE AUTOBUSES.ああ、日本語でも出ている・「バス停パンプローナ」。
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モダンなガラス造りで、ガラスの反対側には城塞公園の芝生も透けて見える。
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