ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(197)バルセロナ闘牛場へ。

考古学博物館の前には賑やかな広告カーが止っていた。どうもFREEDかFREEDOMという名前のドライビングスクールの車のようだ。
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これからスペイン広場へ向かうが、再びカタルーニャ美術館の前のモンジュイックの杜を歩いて行くことにした。階段の横にはエスカレーターが付いている。
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坂の途中からは美術館の屋根も見える。
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坂にはずっとエスカレーターが設置されていて、上るには楽だ。
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坂の途中まで上り、丘の上の美術館を眺める。
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さてこれからどこへ行こうかと考えたが、この町で機会があれば是非見ておきたい場所がある。それはバルサ、ことFCバルセロナのサッカー競技場で、どんな場所にどんな風にあるのか後学の為に見ておきたかった。そこには地下鉄で行けるのだが、今日の午後はそっくり空いていて、まだ時間は十分ある。ここから近い場所にはスペイン広場に駅がある。そこまではゆっくり歩いてモンジュイックの丘を一部横切って行くことにしよう。

丘の正面に建っているカタルーニャ美術館は四方八方からの上り口があり、今これから向かう考古学博物館方面からの上り口は正面に向かって左手に当たる。先刻スペイン広場から美術館に向かって上ってきた時に、左手に沢山のグループの人々が上がってきたコースだ。今はそうしたグループもおらず、再び一人の杜歩きとなる。こちらのコースは各テラス毎に上り下りのエスカレーターが設置されていて、誰も乗らないエスカレーターが一人ごとごと微音を立てて動いている。感知センサーが無いので、無人の状態でもいつまでも動き続けている。こんな上ってくる人もいない中で、動き続けるのは随分無駄と思うのだが、それがスペインの高齢者に対する優しさかも知れない。

エスカレーターの助けを借りて坂の途中まで上り、丘の上の美術館を眺め、改めてその建物の豪華さに見とれ、更に坂の下のスペイン広場に建つツインタワーを眺め、スペイン人の美的感覚に感心する。この空間は明らかに大阪万博よりも遥かに優れた造形美を備えた万博会場だ。そのスペイン広場の正面に目差す闘牛場が建っているが、それも又良い。

昨日の夕方、Europa Firaからの帰り、このスペイン広場に途中下車し、周辺景色をざっと見渡したが、今朝又カタルーニャ美術館へ行く際にこの駅に降り立ち、広場の正面の円形闘牛場を見たが、ここには美術館を見終わって、もしも時間があったら寄ってみようと思っていた。1930年代の万博に際して建設された闘牛場。その後改築されて現在の建物になっているかと思われるが、正式な名前はPlaza De Toros.今でもここで闘牛が行われているのか、どうかも知らないが、今は観光ビルの一つになっていて、外付けの5階ルーフ階への直行エレベーターは全面ガラス張りになっている。その横では、時々スカイダイビングが行われていて、勇気ある若者がバンジージャンプのように屋上ルーフから真っ逆さまに飛び降りる様が見られる。

往復2ユーロと出ていたエレベーター代は、自分がシニアだからなのか、外人だからなのか、チケット窓口の女性から「フリー、フリー」と言われ、5-6人乗ったら直ぐにも満員になりそうなエスカレーターへ押しやられ、5階屋上へ向かった。屋上はルーフ状になっていて、幾つかの大型レストランが営業しているが、ルーフの上は遊歩道のようにもなっていて、この屋上からの360度の景色を楽しむ事が出来る。直ぐ真下には小さいながらもミロ公園が見えた。



坂の下のスペイン広場を眺める。
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スペイン広場(Plaza Espanya)に建つツインタワー。
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広場の正面に見えるのが闘牛場だ。
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ガラス張りのエレベーターで5階ルーフに上がると、正面に大型のレストランコーナーがあった。
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闘牛場の屋上ルーフから眼下のスペイン広場、その先のモンジュイックの丘とカタルーニャ美術館を眺める。
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