ちゃおチャオブログ

日々の連続

由美子、難病SLEとの戦い(4)国、労災裁判へ。


 
しかしそうした誇らしげな人生も長くは続かなかった。症状は再び悪化し、東京医科歯科大への再入院となった。心配していた自己抗体が腎臓に悪さを働くようになり、腎臓の機能が低下して人工透析を受けざる得ない状態に陥ったのだ。

その間、彼女の思いもあったのだろう、この様な病になったのは都立病院へ奉職直後の上司や周囲からのハードな要請、本人はそれを組織のいじめとは言わないまでも、同じような意味合いの圧迫により、夜も寝られないような困難な日々が続き、結果、身体を壊した。これは労災であり、都に責任があり、労災が認定されるべきだとの、国を相手の裁判に踏み切った。
 
自分は国を相手の裁判など、余程のことがない限り勝てっこない、と最初から諦めの境地だったが、本人の意思は固く、あくまで戦う気持ちだった。裁判が大分進行した頃、弁護士からの要望とのことで、夫である自分からも当時の状況を文書にして裁判所に出してもらいたい、との話があった。10年ほど前の看護婦に成りたての頃を思い出し、下記の一文を由美子経由弁護士に手渡した.
 

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