ちゃおチャオブログ

日々の連続

The Third Eye カトマンズへの道(16)いざチョモランマへ。

8-9割がた座席が埋まるとバスは出発した。
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旧市街を出て、郊外に出るが、街はどこまでも続く。
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公園では家族連れか、シートを敷いて食事のようなことをしている。天気も良くて、気持ちよい戸外のレジャーだ。
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カトマンズ郊外の街並みがどこまでも続く。
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バスの運転手に「チョモランマ行き!」を再確認し、間違いないということで、安心して座席に座る。時刻表もないし、そうした掲示板などどこにもない。暫く座席に座って待っていると、乗客が程よく集まってきた処で出発だ。まあ、どこへ運ばれるのか、説明も案内もないが、こうなったらバスに身を任せるしかない。バスの外見とは違って、中はかなり傷んでいる。座席のシートもオンボロで、一部敗れているし、全体に相当古い。ひょっとしてこのバスは日本製ではなく中国か韓国製かも知れない。古いバスを大事に大事に使っているのだろう。すごいエンジン音と真っ黒な排気ガスを巻き上げて、バスは出発した。

カトマンズは大きな盆地の中にあり、周囲を中高の峰々に囲まれている。この盆地からはそれ等の周囲の峰に邪魔されてヒマラヤの8000m級の雪山は見えない。元々は大きな沼地だったのが、数千年前に水が干上がって、盆地になったようだ。バスターミナルを出て、市内を暫く走ると、中規模の川を渡る。水は余り流れていない。日本のように護岸がある訳ではなく、浅い川の流れが真ん中を通り、自然に出来た崩れそうな土手がその水量の少ない川を囲んでいる。今は多分乾季で水量も少ないのだろう。雨季になればこの土手一杯に雨水が溢れるのかも知れない。予算がないのか、洪水までの大雨は降らないのか、人工的なコンクリートでできた土手は全く見られない。


それにしてもこの盆地は広く、街並みがどこまでも続く。家並みの切れ目がない。長野や松本、甲府盆地などよりも市域は広い。ターミナルを出て、30分以上走っても、まだカトマンズの郊外が続く。Ministration,行政区は既にカトマンズではないかも知れないが、広域首都圏だ。京都程は人口密集で広くはないが、奈良以上は広がりを持っている。数百m置きにバス停があり、そんな中、品の良い奥さんが乗ってきた。ネパールの貴婦人。セレブのようだが、この国ではそんなセレブでもおんぼろバスに乗ってくる。ツンと澄ました顔立ちが上品だ。どこかで日本人との繋がりがあるのかも知れない。インド人ではなく、ネパール人だ。お釈迦様の血筋を引いている民族なのだ。その品の良さに暫し見とれた。



これは病院か何かの行政府のようだ。
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品の良い夫人がバスに乗ってきた。それとなく盗み見る。
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ここは国道1号線。隣を走るバスは定員オーバーだ。昔の日本にも朝のラッシュがあった。
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バイクの数も多い。今のところ、この国ではバイクが主要な交通手段になっているようだ。
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