ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.4(日・霧雨)熱海土石流。大相撲名古屋場所。田原が吠える。

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熱海伊豆山の土石流で、100軒以上の家が押し流され、20数名の不明者が出ているが、二日経った今日現在発見されたのは、熱海の海まで流された二人の女性だけだ。20数名は今なお土砂の中に埋もれていると思われる。

この伊豆山の辺りは山が海近くまで押し迫り、先年伊豆山神社の境内からすぐ前の海を眺めると、熱海湾が直ぐ下まで迫って来ていて、本当に狭い土地の中に町が発展したことを思わせた。

この山の上の方にはMOA美術館があり、以前国宝の仁清の壺とか、光琳の屏風図などを見てきたが、そこへ行くまでの道路は、丁度日光のイロハ坂のように、曲がりくねった道路になっていて、運転には最大の慎重を要するものだった。日光の場合は道路の両側は林になっているが、ここ伊豆山では、両側に住宅が建て並び、高台の上から眺める伊豆の海、流石に風光明媚な場所に住んでいる人々の優雅さを想った。

その風光明媚な場所、中には別荘地もあったかも知れないが、本来は静かな沢程度の流れが短時間、大量の降雨によって100年間静かに流れていた沢水が突然に狂暴化した。

ここ数十年の異常気象。地球温暖化が影響しているのか、普段は夏でも30度を超えることのないカナダバンクーバーでは、気温が何と50度近くまで上がり、多数の熱中死が発生した。日本最高気温の熊谷、多治見でも40度ちょっとだ。クーラーも無いカナダで50度近くまで高温になったら、多くの人が熱中症でやられるだろう。バンクーバーの高温は、誰も予想できなかった異常中の異常事態だ。地球の平均気温が数度上がれば、地球上の気象に多大の影響を及ぼし、このまま上昇し続ければ北極、南極の氷が溶けだし、東京も高さ100mの防潮堤を作らないと、水面下に水没してしまう。100mは大袈裟としても、陸前高田に造った防波堤よりも更に高いコンクリート壁を作らないと、都市機能はマヒする。海面が上がれば、東京湾に流れ込む江戸川、墨田川、多摩川の水位も高くなり、今住んでいる小金井などもバカ高い堤防を作らない限り、水没するだろう。

こうした異常気象の中で、巨大災害が起こりうることは、ここ十数年の経験で、日本人も、行政も知りうる立場にあった。100年間今まで静かだった渓流がいつ何時、狂暴になるかは、頭の中では想定していただろう。だが、災害は直にやってくるその時まで忘れられた(振り)をして、自分事とは考えないようにしてきた。「災害は忘れた頃にやってくる」とは、そうした身近に危険があるにも拘わらず、自分の所にはやってこないだろう、との(振り)をしている人々、行政への戒めの言葉だ。

今なお生死不明の人々が、どういう思いで、この渓流の直ぐ際に住宅を建てたのか。或いはまた行政が、建築許可を出したのか・・。静かに見える渓流でも、近時の異常気象を見れば、危険性は察知できた筈だ。本来行政はこうした急峻な川沿いには住宅許可を出してはダメなのだ。川沿い10m程度は遊歩道、自然林等の環境整備を計るべきだったのだ。財政豊かな熱海市なら、その程度のことは出来ただろう。今回の事故も又行政の怠慢と断じられるべきだ。

 

今日から大相撲名古屋場所。1年ぶりの地方場所だ。お客は人数制限で、8000人の半分3500人の入場だが、それでも久しぶりに見る沢山の観客。大相撲にも漸く賑やかさが戻って来たか・・。白鳳も3場所ぶりの出場。今場所に進退を掛けるという。今日の処は勝ったは、どうも覚束ない。筋肉も丸みを帯びている。果たして15日、続けられるか・・。

前場所までいつも見ていた蔵前の貴婦人。今場所は名古屋に付き、いつもの麗姿は見られない。名古屋まで追っかけをやってくれれば、土俵に花を咲かせるのだが・・。

 

BS6,6時からの激論、田原総一朗が元検事郷原津田大介を相手に吠える。久しぶりに聞く田原の遠吠え。彼ももう80を過ぎた。遠吠えは世論を巻き込むことはないのか・・。自民が独走し、政治離れが加速する。安倍の7年半が更に加速した。ズルが許される世の中になってはならいと、遠吠えだけで終わりにしてもらいたくないが・・。

今日の都議選、早くも当確。金曜日、不在者投票した漢人明子がファースト現職を破って当確。百合子亡きファースト、半減となるだろう。

 

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