ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.10(月・晴れ)九州、中国地方に集中豪雨。各地で被災。



東京はバカッ晴れのような晴天で、気温も午前中から35度を超えているが、九州地方は各地で大雨の被害が報じられている。このブログにも昨日は、出張で久留米に行ったInaさんが、新幹線がストップし、足止めされた、とのコメントがでていたが、新幹線も各地で運休となっている。

昨日は中国地方の出雲、松江、鳥取等が集中的に豪雨の攻撃を受け、崖が崩れたり、川が氾濫する映像が放映されていたが、九州地方は更に酷い状況だ。

異常気象の影響で、台風の大きさにしても、降水量にしても、気象台開設以来の記録が年々更新されている。異常気象が何に由来するものか、自分には分からないが、ガイアを一つの生き物とすれば、そのガイアの成長、衰退、元気になったり、風邪を引いたりする状況と似ているのだろう。太陽フレアが何年置きかに大きく成ったり、萎んだりする状況と似ている。

 

今は新幹線で、何回か乗り継ぎは必要になるが、北の函館から南の鹿児島まで、ずっと新幹線で移動することができる。多分半世紀前、東海道新幹線を開通させた旧国鉄技術陣の面々は、将来的に日本を南北に一本の新幹線で結ぼうと考えていたに違いない。今の日本はそれを実現できている。しかし目を外に転じれば、50年遅れでスタートした中国は、もう既に日本の数倍する線路網を作り上げ、今や、北京から上海、香港を経由し、ラオスビエンチャンシンガポールまでの新幹線網を計画している。やることが大きい。

 

日本の新幹線、その久留米から途中福岡で乗り換える必要があるのか、或いは直通で大阪まで行けるのか自分には分からないが、西日本も案外短く、大阪ー福岡間も2時間ちょっと、久留米までも3時間もかからないだろう。東京から大阪へ光で行くような距離感だ。

 

久留米にはいろいろと思い出もある。水天宮は東京日本橋にも分社があって、40数年前、長男出産の際にはお参りに行った。数年前、もう一度行ったら、神社は上げ底になっていて、地表よりは1階分の高さの台座に鎮座していた。久留米にはその本社があって、水天宮の直ぐ裏側には筑後川の大河が流れていて、堤防の向こうに滔々とした流れを見た。流石筑紫三郎の大河と思った。今その大河も集中豪雨で満々の水を湛え、いつ決壊するか分からない程の危険な状況になっているのだろう。

 

久留米にはもう一カ所、高良山があって、参道というか、山道の麓には神籠石が組まれていて、その石を見る為に高良神社にお参りに行ったが、その麓を流れる高良川は既に氾濫したようだ。久留米は九州のへそのゆな場所にあり、ここが地下足袋の発祥と言われれば、理解できないことはない。ここでしか飲めない胡麻焼酎も珍しかった。

 

日田の山間を進むと英彦山に出るが、その山の山頂に神社があり、古い家並みが10数件固まってあった参道はずっと山頂まで石で組まれていて、当時は今頃の季節だったか、小雨が降ったりしたが、濡れたまで山頂の神社まで登ったこともあったが、その英彦山も今回の大雨では、相当な量が降った。

 

そこから更に山を越えた先が青の洞門がある耶馬渓で、そこを流れる山国川も大量の水位で溢れかえっている。以前行った時は水量も細く、大きな川原石がゴロゴロしていたが、今はその幅広も川も目一杯の水量になっている。この川は大分中津で、海に注ぐが、中津辺りでも大変な量だろう。この近くの山の中に五百羅漢寺があって、見に行ったが、羅漢の数が多くて、100-200の羅漢を眺めて、引き返した。

 

九州はあちこち思い出の地が多い。時間があったらもう一度行ってはみたいが、今は免許も無く、レンタも借りられず、以前のようにあちこち回ることも出来ず、以前のような楽しみはもう無いかも知れない。