ちゃおチャオブログ

日々の連続

壱岐・対馬2島巡り(43・旅の終了)福岡空港で慌ただしく乗り換え、ANAにて帰京。

機は徐々に高度を下げて行く。

 

脚が出た。向こうの山は大野城か・・。

 

眼下は那珂川か・・。

 

 

福岡城址の端に平和台球場のグラウンドが少し見え、そこかしこに緑の塊も見えるが、そのどれかが大濠高校だろう。福岡の名門校、毎朝NHKの番組に出ている博多華丸・大吉のどちらかの出身校だ。右手奥に小高い山も見える。元寇の頃の防塞の山、大野城だろう。この山に守られて太宰府政庁があった。ここには過去3回来て、3回目には服部先生とご一緒し観世音寺の国宝の梵鐘も撞いた。50年ほど前最初に来た時は、草に覆われた廃墟の侘しさがあったが、2回目にキットの釘宮さんと来た時には、政庁跡も区画整備され、それらしく整えられてきた。今から4-5年前、4番目の国立博物館がこの地に建設された。奈良、京都、東京に次ぐもので、正にこの地が日本外交の玄関先として位置づけられていたのだ。機会があればこの大宰府博物館にも来てみたい。

 

福岡空港での乗り換えは慌ただしいかった。羽田行きANAに乗り換えるのに20分しかない。対馬からの双発機が定位置に止まると、我々羽田行きの乗客のみが待ち構えていたバスに乗り込み、空港ビルへ。そのまま機に留まっている添乗員の隈さんとは機内で別れの挨拶をした。3日前、この空港の出口ゲートで最初に会った時の、如何にも九州男児風の厳めしさは今はその顔から消えていた。3日間の大任を果たしたとの安堵感だろうか・・。久留米出身の九州男児、憎めない男だった。リップサービスに違いないが、今度また福岡に遊びに来てくださいよ、中洲で飲みましょう、と。

 

バスを降り、空港ビル入り口で待機していたANA乗務員の指示に従ってエレベーターに乗り、乗務員を追いかけるように到着ロビーを駆け足で通り抜け、出発ロビーに入って搭乗口から機内へ。他の乗客は既にシートベルト締めて、我々の到着を待っている。我々が機内に入ると殆ど同時に入口ドアが閉じられ、指定の座席に着席し、機は程なく滑走路に進んだ。2時15分、福岡を飛び立ったANA機は定刻4時に羽田に到着する。座席は通路側で窓の外も見えない。凡そ1時間40分の飛行。ゆっくり休んで3日間の疲れを取ることにしよう。
                            (終)

 

 

短い時間の中で、慌ただしい乗り換えだった。

 

我々ツアー客だけ特別にバスで空港ビルへ運ばれる。

 

機内に入って、着席して直ぐにも機は動き出した。

 

通路席で外の景色は見えない。ゆっくり休んで疲れを取ろう。