エクストールインホテルフロント。
温泉お風呂場の入り口。
朝食バイキング。最後の朝食となる。
ホテル外観。
伊予西条駅前のアーケード街、全くお客さんはいない。
エクストールインホテルでの朝食後、飛行機の時間にはまだ十分時間もあるので、もう一度温泉に入りたい気分もあったが、風呂に入って、眠くなり、途中の運転が散漫になるのを心配し、そのままチェックアウトした。このホテルにも何人かの作業着姿の技術者が泊まっていたが、今の時間大方は出て行ってしまった。今日、土曜日でも出張者には土日もないのだ。ホテルを出て、昨夜の西条駅前ロータリーを通過し、ほとんど寂れてしまって人気のいない長大アーケード街を右手に見て、国道11号へ向かう。
あそうそう、この駅は伊予西条と言う。先に静岡に三島市ができていて、後から市になったのは伊予三島。東京にもある東久留米は福岡の久留米市に遠慮して、市名の前に東をいれたのだ。だとすると、この伊予西条も、単に駅名ではあるが、広島の西条に遠慮して、伊予が頭に付けられたのか・・。
昨夕も食事店を探すため、このアーケード街を歩いたが、昨日も今日も通行人は殆どいない。このアーケード街は紺屋町というが、殆ど死んでしまったような街。客足は郊外の大型ショッピングモールに奪われてしまったのだ。宇和島、松山、今治で見てきた同様の構図がこの町にもあった。町の中心部の空洞化、再び人々を町中に呼び戻すのには、多大な工夫と市民、住民の協力が必要だ。人口減少化の日本で、地方都市を活性化させるためには、官民挙げての努力と工夫が必要になる。
昨日の巡礼で走った国道１１号線を少し進むと、左手に石鎚神社の大きな看板が出てくる。
昨日はこの神社へは向かわずして、その隣の前神寺に参拝したのだが、昨日のお寺でもそうだったが、今朝もまた、広い駐車場には車１台も駐車してなく、全く人気はない。大きな山門を潜って、幅広の石段を登り、境内に向かう。大きな社務所もあるが、朝のこの時間、無人のようだ。朝沢山朝食を食べてきたせいか、便を催すが、建物にはカギがかかっていて、トイレも借りられない。本殿はこの社務所、檀信徒会館から更に上がった上の方にあるが、行くのも面倒になり、ここで遥拝し、車に戻る。考えてみたら、今回の巡礼、天地垂迹の名残で、お寺の横とか境内には神社もあったりしたが、１社もお参りしなかった。今回は巡礼が目的で、神社には目もくれなかったと言ったら、嘘になるが、神社への関心は薄かったのかも知れない。１０数年前石鎚山登山の折、この山の中腹にある成就社宿坊に一泊し、その時に中宮神社にお参りしているので、それでよしとしてもらおう。
松山からの巡礼の道は、海沿いに今治、西条、伊予三島と下ってきたが、空港までの国道１１号線は、真っすぐ山を切り開き、東温市に入り、西条とは違って、ガラッと賑やかになった街を通り抜け、松山郊外に至る。東温市は又聞きなれない市名であるが、この辺りの幾つかの町村が合併し、一緒になってできた市だが、この国道沿いに松山大学の医学部の大きな病院が出来て以降町は発展したようで、今は松山の殆ど郊外、どこが市の境目とは分からない程に一体化し、むしろこのような市は、松山市に吸収合併され、広域行政区になった方が何かと便利だろうと思えた。西条との間の山は切り通しのようになっていて、国道沿いの渓谷は休日のハイキングにはちょうど良い感じの環境で、松山からも近い。切通を抜けると目の前に町が開け、その先に松山市内も広がっていて、その街の先には海が広がっていた。松山市街地の渋滞を抜ければ、もう空港だ。
たまに中高生の自転車通学生が通り過ぎて行った。
国道１１号を少し入った場所に石鎚神社がある。立派な山門だ。
幅広の長い石段を登って、境内へ。
ここは石鎚教の総本社。立派な境内だ。
