ちゃおチャオブログ

日々の連続

愛媛(伊予一国)ドライブ巡礼(79)四国霊場六十五番三角寺を下山する。

  • 今回巡礼の最後の寺、三角寺は実に静かなお寺だった。

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さあ、73段の石段を下り降りよう。

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  • 三角寺さん、さようなら。

    f:id:commodore:20201002223116j:plain石段下の駐車場から見えるあの高い山、725mの平石山だろう。

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三角寺山はお寺に隠れて見えないが・・。

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あの遠方の高い山辺りに、霊場最高地の雲辺寺があるに違いない。

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四国北部中央部の山並み。

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  • 駐車場の周辺には数軒の民家が建っている。

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伊予の穏やかな山並み。果樹園も多い。

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伊予一国霊場巡り、第六十五番三角寺を最後として、今回の巡礼を終了する。6月21日、日曜日から始まった一国巡り、今日26日金曜日、6日間かけて全26ケ寺の霊場を巡礼し、明日の午後の便で帰京する。6日前の日曜日、松山空港から直行し、愛媛最南端の愛南町に向かい、御荘町にある第四十番観自在寺から始まった今回の伊予一国巡礼は、今日の三角寺をもって満願となった。境内を見渡したが、住職の姿は見えない。どこかの陰で草取りでもしているに違いない。鐘楼の鐘をボーンと一つ鳴らし、住職に挨拶をすることもなく下山した。

73段の石段を下り、駐車場から伊予の山並みを眺める。前方の高い山が825mの平石山だろう。三角寺山はお寺の陰に隠れて見れない。この手近の斜面の奥に、奥の院があるに違いない。遠方の高い山は隣の霊場、八十八ケ寺で一番高い場所にある雲辺寺だろう。今年中には参拝を果たしたい。伊予の穏やかな山並みが見える。瀬戸内の温暖な気候を生かし、果樹園栽培が多いようだ。眼下の街並みは伊予三島、現、四国中央市だ。その先が瀬戸内海。伊予灘になるのか、響灘か・・。ここからは見えないが、その先には大三島がある。全国山祇神社の総本社のある島だ。大山祇神、別名、三島大明神。眼下の伊予三島もそうだが、有名なのは静岡伊豆にある三島市。そこには三島大社があり、祭神は大山祇神。強い繋がりを感ずる。

大社は出雲、春日、伏見稲荷、等々全国に20数社あるが、この大三島の大山祇は神社。但し戦前は国幣大社だった。いずれにしてもこのコロナ禍、どこの寺社仏閣も参詣客が激減し、収支は大変だろう。この三角寺も自分が滞留した20分ほどの間、誰も参詣客はやって来なかった。1日10人として3000円。仮に50人やってきたとしても1.5万円。寺社経営も大変だろう。矢張り、コロナ禍が収まり、大型バスに乗った団体ツアーがやって来るまでの辛抱だ。日本中がこのコロナ禍に耐えなければならない。温暖な瀬戸内の地方で、緑豊かな山野を眺め、世上のコロナ騒動から乖離して、日々を暮らす。この山谷の人々にとっては桃源郷かも知れない。さあ、下界の伊予三島の降りて、町を一渡り眺めてから、今晩のホテル西条に向かうとしよう。