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愛媛(伊予一国)ドライブ巡礼(74)四国霊場第六十二番宝寿寺に参拝。

 

  香園寺の次にやってきたのは同じ町内にある宝寿寺

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  • 宝寿寺本堂。昼近くになって、参詣者も増えて来た。

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本堂横の稲荷社。

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大師堂。

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香園寺の大聖堂の2階の真っ暗な空間、それは照明の消えた大ホールのようにも見えたが、目を凝らせば、正面に本堂、ご本尊、大師堂なども見えて来る。今まで巡拝した各地霊場とは全く異なる雰囲気の中で、唱える真言、心経は変わらない。金色に輝く仏像も勿論他のお寺と変わるものではない。変わっているのは建物と内部構造だ。だが、そうした仰天するような外装を取り払えば、ご本尊の大日如来を始め、お大師さんにしても、1200年間変わるものではない。

さてこの香園寺を後に、次の順番、第六十二番宝寿寺はここからはそれ程遠くない場所にある西条市の同じ町内、小松町にある。石鎚の山裾を暫く西行すれば、殆ど直ぐにも到着する。横峰寺香園寺の二つの衝撃的な霊場を回った後の寺、はっきり言って印象はそれ程多くない。又々元の古くからある霊場へ戻った感じだ。しかしこの寺は過去いろいろと問題があって、八十八ケ寺霊場から外されたこともあった。今から十数年前、この寺の個性的な住職が八十八所霊場会と裁判を起こし、一時は会から脱退し、この寺で御朱印を貰う事が出来なくなったのだ。それは巡礼者に取っては大いに困ることであったが、それ以上に困ったのは、この寺自体の経済事情で、1回一人300円の納経代が全く入って来なくなった。そこで数年後、寺は霊場会に詫びを入れ、又元の第六十二番霊場に戻った次第だった。

そうしたゴタゴタのあったお寺だが、そんな下世話な過去のことなど全く無かったがごとく、境内は静かな佇まいである。この寺の歴史も又古く、聖武天皇時代の創建になり、後大師が逗留し、十一面観音像を刻んで本尊と舌。後には伊予三島水軍の菩提寺として栄え、大山祇神社別当寺としても栄えていたが、秀吉の四国征伐に際し、灰燼になってしまった。江戸時代になって再興されたが、明治の廃仏毀釈で又々廃寺になり、その後現在地に移転し、再興なったものである。幾変遷を経て来た寺ではあるが、そうした思いはこの境内からは全く窺い知ることは出来なかった。

 

町中に近く、交通の便も良いのか、巡礼者が多くなってきた。

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夫婦連れ合いの巡礼者だ。

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    • 彼は又歩き遍路だろうか・・

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  • 境内を一巡し、次の吉祥寺に向かう。

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  • 境内を一巡し、次の吉祥寺に向かう。

     

    境内を一巡し、次の吉祥寺に向かう。

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