ちゃおチャオブログ

日々の連続

8.24(木・晴れ)プリゴジン暗殺。

 

蛇蝎の争いがある。どちらが勝っても負けても、忌み嫌われる相手で、唾棄されるべきものだ。プーチンプリゴジン、蛇蝎のごとき存在で、身の毛もよだつ。その一方のプリゴジンプーチンにより暗殺された。前日までアフリカの砂漠にいて、小銃を振り回していたが、彼のNo.1の腹心、スロビキン特別軍事作戦司令官が解任され、いよいよ身の危険を感じたのか、急遽本拠地のレニングラードに戻る途中のミサイルによる撃墜だ。人の命を屁とも思っていないロシア人は、飛行中の民間機を撃墜することはよくある。古くは林彪事件で、毛沢東に歯向かい、暗殺に失敗した副主席、林彪ソ連に亡命する途上のモンゴル上空で撃墜された。

 

スロビキンを縛っておけば、プリゴジンを暗殺してもワグネルが反乱を起こすことは無い。指導者を亡くしたワグネルは烏合の衆だ。刑の減免と引き換えに集められたシベリア流刑囚は、今や無罪放免となって巷に放たれる。ただ幸いなのは、この疫病神集団を体よくベラルーシに追いやったことであり、後はプリゴジンが残したアフリカ利権を濡れ手で粟で手にするだけだと、プーチンはほくそ笑む。

 

本来、この二人は生かして置いて、死の間際の責め苦を受けなければならない。石川五右衛門が味わった釜茹での刑では物足りない。イスラムで行われるように、耳削ぎ、鼻削ぎ、手足の切断、あらゆる責め苦を受けて、死んで行かなければならない。それがミサイル1発で、一瞬の間に死んで行くのだから、彼としても本望だろう。

あらゆる悪事を尽くした二人には、人間社会で報復できないとすれば、何百年も何千年も地獄の責め苦を受けるがよい。芥川龍之介蜘蛛の糸のように。霊魂は不滅で、もう人間社会に戻って来てはならない。