ちゃおチャオブログ

日々の連続

造幣局の通り抜けと醍醐の葉桜(19)京都醍醐寺。

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残念ながら門前の桜並木は既に散ってしまっている。
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奥へ進むと、それでも何本かの桜にはまだ花びらも残っていた。 http://static.app.widdit.com/images/features/searchwiddit.png
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築地塀を向こうにも少しばかりの桜が・・
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仁王門までの約200mの幅広で長い参道。桜の満開の頃、ここを歩くと秀吉の大茶会を彷彿させる。
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大阪駅周辺の、今現在進行中の再開発、超モダンな現代都市へ変貌しつつある様を眺め、充分満喫し、次に今回のもう一つのテーマ、京都山科、醍醐寺へ向かった。

そもそも今回の関西行は、奈良での用事はあったものの、それが終われば、大阪造幣局桜の通り抜け、浪速のホームから田島氏を連れ出して、ジャンジャン横丁での飲食、それから、この、これから向かう京都醍醐寺の桜見物だった。

過去20年ー30年の間に、京都の有名寺社の桜は大体見てきている。幾つか印象深い桜、丸山公園の枝垂れ桜、小倉山の二尊院、双ヶ岡の吉田神社、ちょっと入った奥の高台寺、鞍馬の高尾、多分今頃の時期なら遅咲きの小桜が満開の仁和寺、等々、もう一度行ってみたい場所は幾つもあるが、今回の旅行では、何も大阪城を見たからという訳ではなく、最初から、あの安土桃山の最高潮の時代、秀吉の絶好調の時に行われた醍醐寺の大茶会の情景を追体験したく、この場所を選んだ。

もう10年も以上の前になるか・・、勧修寺からここ醍醐寺に回り、丁度あの時は桜の満開に当たり、両側から押し寄せる桜並木、山裾の奥深くまでそれが続いていて、霞のように消えていく。この並木道を歩いていて、今実際に秀吉の大茶会に居合わせているような虚実の錯覚、その枝の陰からひょいと見知った大名が、おどけた身なりを顔を出したり、ゆっくりと流れてくる琴の音、赤い茶巾で神妙な面持ちでお茶を立てている天幕の中の大大名、そんな情景を想像しつつ歩いた10年程前の思い出が懐かしく、ここ醍醐寺に来ることにしたのだった。

しかし予想通り、矢張り遅かった。桜は既に大半が散ってしまって葉桜になっていた。いや、それはそれでも構わない。ここにはもう一つの目玉、五重塔があるから。最初にこの寺に来て、その五重塔の前に立った時、感動に身も震える思いもしたことを鮮明に覚えている。五重塔にお目見えするだけでもここへ来るだけの十分な意味はある。
 
 
 
 
壮大な山門(仁王門)。秀吉の息子秀頼により建立された。中の仁王像が睨みを利かせている。 http://static.app.widdit.com/images/features/searchwiddit.png
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仁王門の仁王像。
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ここから内陣に入って行く。
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以前はこんな紅白の垂れ幕など無かったが、いつ頃からこうして飾るようになったのか・・
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ああ、葉桜に隠れるようにして五重塔の先端が見えてきた。 http://static.app.widdit.com/images/features/searchwiddit.png
 
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