ちゃおチャオブログ

日々の連続

6.8.(金・晴れ)丹羽中国大使。内閣危機管理監。総理記者会見。中野。

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東京都が尖閣列島を購入するに当たって、丹羽中国大使が、イギリスFinacial Timesのインタビューに答え、この様な行為は日中関係に重大な危機をもたらす、と発言したことに対し、内外から強い非難の声が上がっている。
早速にも外務省アジア局長からの譴責、更には内閣官房長官からの叱責が行われた。国益を損なう発言だから当然のことである。
丹羽氏が任命されたのは前内閣の菅内閣時代だから、野田氏には直接関係ないとしても、民間大使を採用するに当たって、この様な商社出身の社長を起用することは、貿易上の利害関係を含め、充分な配慮をすべきだった。
聞くところによれば、丹羽氏はこの尖閣発言以前にも、自身が商社出身という背景があるからか、日中間の政治上の問題を、より中国側に有利に捗ることによって、商売上の利得を謀っていた、とのように聞いている。いずれにしても、この尖閣発言一つとってもお粗末極まりない大使であるから、1日も早い交代が望まれる。
 
民間起用といえば、今回改造内閣の目玉と銘打たれている森本防衛大臣。その起用に当たっては、民主内外からも疑問符が付いていたが、沖縄オスプレイ配置問題で早速にも物議を醸している。防衛省には渡辺さんという優秀な副大臣がいるのに、彼を差し置いて、どうしてこのような民間人を起用したのか、野田氏の考えが理解できない。
 
野田氏と言えば、同じ名字で、内閣危機管理監をやっている人がいる。内閣の中にでは偉い立場の人かも知れないが、その上には、官房長官もいれば、副大臣、参事官等、数多の頭がいる。
従来より、警視総監退任者のポストになっているようだが、一大組織の中の最高のポストに上り詰めた人を、再びこのような役人組織の中の一つのコマに据えるべきではない。警視総監には、総監としての相応しい処遇、名誉職を与えるべきである。
 
午後6時からの野田総理記者会見。現状の電力事情を踏まえ、日本の国情は原発に頼らざるを得ない状況、大飯原発再稼働にゴーサインすべき状況にあることを淡々と喋っていたが、残念なのは、そうした現状は国民の多くが誰でも分かっていることであり、本来、総理が話すべき内容は、今後の日本のあり方で、原発に頼らない国作り、多くの国民が望んでいる、クリーンな国土作り(一部の人は原発のことをクリーンエネルギーと言っているが、ここでは真の意味のクリーンで、自然エネルギーのこと)、その為の国の関与、将来の夢、を語るべきではなかったのか。
そうした意味で、野田氏の総理としての小粒さに失望を覚えた国民もかなりいただろう。
 
午後から中野。少し時間があったので、山さんと会おうかと思っていたが、彼もまだ十分に立ち直ってはいなかった。
 
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