ちゃおチャオブログ

日々の連続

私利私欲に走る野田佳彦。内閣改造に大義名分はない!

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昨日野田第3次内閣が発足した。次の総選挙には民主党は野党に転落し、内閣瓦解は直ぐ目の前に迫っているさ中での改造である。18人中10人の首をすげ替え、8人もの新大臣を作っている。「粗製乱造内閣」と言わざるを得ない。
 
人はただ長生きすれば良いというものではない。その人が生きた中で何をし、何をしたかで、生きる価値も生じ、生きた価値も生じる。内閣、或いは総理大臣についても同じことが言える。総理を長く勤めれば、勤めた程価値が上がると言うものではない。在任中に何をし、何をしたかによってその総理の価値は定まるものである。
 
一方、行政の継続性、という面からすれば、総理、主務大臣はコロコロ変わるよりは、一定の期間同じ職に留まった方が、職務も習熟し、事務の効率も上がるだろう。但し、そうした組織の継続性、連綿性に馴染まない性格の人間も中にはいる。その一人が田中真紀子であり、嘗て小泉総理より外務大臣を罷免された。
 
事務の継続性とそこに居座り続けることの価値とマイナス価値、メリットとデメリットを比較均衡し、野田総理に当てはめてみた場合、多くの国民は既に彼にキューを押し、退陣を求めている。
 
それは何故か。彼自身が国民に対する選挙公約を破り、増税に突き進み、国民福祉の政策はどこかに消え、議員定数、公務員削減もうやむやにされ、しかも先の3党合意すらも反古にしようとしている、そうした日本国総理にあるまじき悪行の数々に、国民は愛想をつかし、悪感情を抱き、二度とテレビの前で顔を見たくない、との拒絶感が強いからである。
 
ここ数年続いた自民党民主党の短期政権の中で、野田は稀にみるしたたかさで1年以上の延命を保ちえたが、もう国民は黙っていない。3年半前、国民の多くが民主党に託した夢は無惨にも打ち破られたことは既に1年も前から分かっていた。小泉が日本をぶち壊す、と声高に叫んでいたが、民主党は本当に日本を壊しつつあるのを国民は実感していた。だから1日も早い総選挙、民主党に代わる新たな勢力、政権を待ち望んでいたのだ。
 
そうした国民の声を無視する形で、野田は総理の座に居座り続け、「近い内解散」の約束もどこへやら、ここへきて又内閣改造である。何のための改造か! 全く大義も無く、名分もなく、私利私欲に走った大臣粗製乱造の目的でしかない改造だ。本来先にやるべきことは衆院の解散と総選挙であるべきだが、全く自己の保身と延命を図るのに汲々とし、1日でも先の解散を画策している。見苦しい!の一語だ。
 
日本国、日本国民の利益をそっちのけに、自己の利益を最優先し、いつまでも総理の座に居続けようとしている野田は最悪の総理の一人として、レッテルを貼られること間違いない。実に日本の不幸せは、こうした数々のX点総理を輩出してきたことにある。
 
 
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