ちゃおチャオブログ

日々の連続

ビルマ・マンダレー特急旅行(21)川の中のお寺へ。

ヤンゴン中央駅のこの辺りは役所の地区になっているのか、それらしい建物が並んでいた。
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これ等のビルはイギリス植民地時代に建てられたと思われる。とすると太平洋戦争中、この町に進駐した日本軍もこれ等の建物を見たのだろう。
 
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通りなども如何にも植民地風だ。
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少し走ると大きな川を渡る。運転手はイラワジ川だと言っているが、実際はヤンゴン川。
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かなり長い橋で、イラワジと言われても、信じたくなる。
 
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ホテルで腐っていてもしょうがない。又、5-6千円で警察に届けても時間の無駄になるだけだ。自身の不徳の致すところ、諦めるしかない。今日の夕方までの1日、どこでどう時間を潰そうか・・。兎も角部屋をチェックアウトし、リュックをフロントに預け、外に出た。今度は日本語の出来る現地人が近寄ってきても、相手にせず、知らん顔するぞと。

どこへ行くともなく、又先刻の詐欺にあった駅の北辺りに行く。この辺が駅周辺では一番賑やかな通り。何かのツアーが出ているかも知れないと探してみても、それらしい会社は見えない。観光、という面からするとミャンマーはタイの数等倍も遅れていて、他のインドシナ半島の諸国とも数倍は後進国だ。まだ観光立国という域には程遠い。

大通りに客待ちしているタクシー。いつ客が来るのかのんびりしている。客が来なくても、こうしてタクシーの中でひがなゆったりしているのが、彼等の性分に合っているのか・・。しかし感心なのは、その内の何人かは新聞を読んだり、本を読んでいる。どんな本かは分からないが、こうした光景、タクシー運転手が客待ちの際読書しているなど、他の東南アジア諸国では見たことのない光景だ。ジョージ・オーウエルの中の一節、戦後そのオーウエルの足跡を訪ねて歩いたアメリカ人女性作家の一節を思い出す。このミャンマー人の読書好きは何十年経っても変わらない国民性なのだろう。

つたない英語で暇そうにしている運転手に聞いてみる。夕方までの間、どこか観光に連れて行ってくれる場所はないかと。ある、ある、半日30ドルで良いと。ここから30キロ先の川の中に素晴らしいお寺がある。そこまで連れて行ってくれると。何、又ふっかけてきた。20ドルなら良いよ、と返事したら、どの道、1日大した客も運ばない運転手、即座にOKし、その村へ行くことにした。

古びたニッサンを更に使い古したタクシーに乗り、これがイラワジ川かと想えるほどの大きな川を渡ると、もう直ぐにもダートの田舎道。所々家も見えるが灌木の道路を砂煙をあげて疾走する。数キロ置き位に集落があったり、かなり大きな町の丘の上の黄色に輝く寺院があったり、この原っぱの先はもう海だよ、などと運転手に教えてもらいながら、30-40分も走って行くと、タクシーは貧しげな集落に出て、そのメインの通りの突き当りには、又々大きな川があって、その川の中洲に、運転手が言っていたように、金色に輝く寺院が浮かんでいた。
 
 
 
 
 
幾つかの集落を通り過ぎ、ダート道を30-40分も走ると、小さな町にでる。
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この町の賑やかな通りを突き抜けると、大きな川に出る。
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この川も又イラワジと言われたら、信じたくなる位大きな川だ。
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漁船もたくさん係留されている。魚もいっぱい獲れるだろう。
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ああ、成程、川の中州に寺院が建っている。
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しかし何という名前の川か・・。それにしても大きな川だ。矢張りイラワジか??
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