ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(29)見晴らし台からの眺めと山頂の磐陀岩。

海岸に近い小山の上には巨大な観音像が立っている。
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遠方の島が靄の中に霞んでいる。
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真下の海岸線は綺麗だ。
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この山の直ぐ下の海軍基地。
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去年の9月、尖閣問題以降だったら、こんな写真も撮れなかったかも知れない。すぐ下の団地は昨夜当方が泊まった所。
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さて山頂に近付くと、大きな岩があちこちに見えた。
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朝の清浄な空気の中で上半身裸になってエキササイズしている中国人。さぞ気持ち良いのだろう。傍若無人、当方の存在など意に介せぬ風に、全身運動を行っている。中国人は大体が健康志向が強い。朝の公園などに行くと、大勢の人が集まって、気功やら太極拳、朝のダンスなどをやっているが、彼もそうした健康熱心な一人なのだろう。

悦に入っている彼の前を通り抜け、見晴らし岩の上に立つ。海と平野の違いはあるが、丁度筑波山の山頂の大岩の上に立って、眼下の関東平野を眺めるように、眼下の舟山群島の海原、定海が見える。島に囲まれた海だから波も立たず、静かな海だ。朝靄がかかっていて、島影が更に幻想的に見える。

眼下にこの島の海軍施設が見える。当方がこの島を訪問したのは去年の5月。尖閣国有化は去年の秋、9月のことだから、こうした写真を撮っても、誰からも咎められないが、もし仮にあのエキササイズの男性が公安関係、治安関係の人間だとしたら、9月以降にこうした写真など撮れなかったかも知れない。

舟山の海に満足し、更に山頂に向かう。ここから山頂まではもう僅かだ。少しゴツゴツした大岩などが現れ、間も無く山頂の平坦地に到着する。登り始めて約1時間弱か。平坦地の奥の方に巨大な岩が横たわっている。近付いて眺めると、大岩の真ん中に真っ赤な文字で「磐陀岩」と書いていある。ああ、これが磐陀岩か・・。登り口の案内文、途中の標識などで何回か見た名前だったが、これがその大岩だったのか・・。

それにしても人がいない。先刻の見晴らし台で一人だけあったが、ここでももう一人、上半身裸の男性に会う。この大きな山で僅かに二人だけだ。左手を見るとここにも又お寺のような門が見える。今度は山頂のお手らか・・。先刻は山中、ここは山頂。面白い。入ってみよう。
 
 
 
 
この岩の感じは屋島の弥山にも似ている。
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山頂は平坦地になっているが、奥に又大きな岩が横たわっている。
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巨大な岩石だ。
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こうした巨大岩石の連なりも弥山に似ている。
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ああ、この大岩が磐陀岩と言うのか・・。 どことなく石舞台、入鹿のお墓を思い出した。
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あれ、あんな所に上半身裸の人がいる。その奥はお寺のようだが・・
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