朝から肌寒い小雨。昨日よりは5-6度低い気温だ。今日はメーデー、労働者の日。中国では休日になっているが、そんな労働者の日に、広東省の高速道路が崩落し、深夜2時の事故だったが、走行中の自動車が次々にその崩落現場に落下し、18人が死亡した。深夜2時でもこれ程沢山の車が通過し、前方の崩落に気付かず、穴に飲み込まれて行った。運転中のドライバーに取っては予期せぬ出来事だったのかも知れない。
走行中に橋が崩落し、一緒に転落する車両は中国以外の国でも稀にある。しかし数少ない。先月は米国メリーランド州リッチモンドで、大型貨物船が操縦不能に落ちって、港に架かる巨大橋に激突し、橋は崩落したが、その時は深夜の事故で通行車両はおらず、被害者は橋の上で作業をしていた工事人数人だけだった。
数年前の熊本地震では、阿蘇大橋が崩落し、走行中の青年が一人巻き込まれて死亡したが、それ以前の関空橋崩落では、犠牲者は出なかった。日本では崩落事故による巻き込まれ走行車両の死者は殆どいないだろう。
安全が担保されている国と、人命軽視の国。国民は国家に忠誠を働かなければない国。企業もそうだ。国民も企業も国家の命令に従わなければならない。個人の自由は大きく制限され、人命すら重きを持たない。
そんな国は住みたくないと思う国民が増えて来るだろう。国家崩壊の第一歩だ。