ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.1(木)<小論>菅総理の国民を想う立派な行動。

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4日前の月曜日、千葉県八街で発生した集団下校途中の小学生に突っ込んだトラック暴走死傷事故は、多くの国民の涙を誘った。突然に奪われた幼い命。同じ年頃の子弟を持つ家族のみならず、他人ごととは思えない身近な事故として、我が肉親が奪われた思いを持った人も沢山いたに違いない。

菅総理の国民を想う気持ちは、この事故の翌日、すぐさま関係閣僚に指示し、全国の学校周辺、通学路の安全について、緊急調査をするように指令した。総理として、全く正しいやり方だ。この事故は天災ではなく、人災、との認識。人災であれば、避けられたかも知れない事故。そうした認識が彼の心の中にあったに違いない。

総理の指示を受け、本来、直ぐにも現場に赴き、事故を悼み、或いは遺族を慰藉すべき立場の国交大臣が、この間何をしていたのか知らないが、総理は今日自ら現場へ行き、花を捧げた。同行した八街市長には道路の改修を即座に指示し、通学路の安全確保を要請した。「 市の予算で 足りない 部分は 国が 援助する」 と。 まさに適切な 総理権限の行使だ。

高齢ゆえか、東京五輪にも欠席するバイデン大統領は、先のフロリダマンション崩落事故で、60数名の犠牲者が出た事故現場へ、高齢を押して慰藉に出かける。マンション崩落は連邦政府の責任外ではあるが、多数の国民が犠牲にあった、その国民の長として、慰藉するのだ。これも又米国大統領として立派な行動であるが、今日の菅総理は、その大統領に劣らぬ立派な行動である。心の純な行動である。両親の悲しみはいか程深く、自分には計ることも出来ないが、総理のこの慰霊により、少しくは傷も癒されるだろう。

総理が単に言葉だけの指示、指令だけでなく、自ら現場に足を運び、亡くなった児童の霊を悼む行動は、大きなシンボルとなる。引き続き、文科大臣、警察長官、国交大臣等が現場を訪問し、具体的に所管の責任者に指示して行けば、大きな国のシンボル、うねりとなり、今まで全国で放置されてきた、似たような環境の通学路の一斉点検に動き、改善され、次なる悲しみを取り除く契機にはなるだろう。

総理が今日自ら現場で事故を悼む行為は、正に人智の政治で、今日のような国民の安心安全を想う行動に国民は賞賛を惜しまない。

 

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