ちゃおチャオブログ

日々の連続

5.3(月・晴れ)憲法記念日。総理のやり残したこと。

f:id:commodore:20210503131205j:plain

 

地方の農家出身で、東京の夜間大学を出て、政治家を目指し、代議士秘書から地方議員にあり、国政に打って出た。最長の官房長官在任記録を作り、晴れて内閣総理大臣になった菅総理。今までの二世、三世、派閥のたらい回しによって成立した総理とは違った、斬新なイメージを持った国民も多かったと思う。日米首脳会談という、世界が注目する外交でも華々しいスタートをし、コロナでやや躓いているはいえ、世界の主要国の感染状況と比較したら、日本は成功している部類だろう。まだ打ち勝つにまでは至っていないが、ワクチンが普及すれば、自ずと終焉にむかうだろう。この先、衆院選に勝利し、総裁選にも再選されて、彼の長期政権も夢ではない。

今日の憲法記念日。何よりも国の代表、総理大臣は遵法精神で無ければならない。前総理は国会で、嘘の答弁を繰り返し、国民からの大きな不信を買ったが、現総理はその轍を踏んではならない。唯一、気がかりなのは、就任早々に判断した、学術会議5人の非任命だが、これは明らかに法律違反であり、総理が自ら法を犯してはならない。先ずはこの5人を任命し、その上で、改めて会議の在り方を議論すべきだ。ボタンの掛け違いは正さないと、いつまでもチグハグな状態でスーツを着続けることになる。その姿は菅総理には相応しくない。

彼は広胸で幅広い意見、考えを受け入れる度量を持っているが、その一つが、先日当方ブログで、感染防止と経済両立を図る為には山梨方式を見習うべきだ、と書いた処、その数日後、山梨県の長崎知事を官邸に呼び、話を聞き、その考えを取りれる形で、今後山梨方式を全国に広げることの指示をした。所謂飲食店の第三者認定方式だ。コロナは目に見えない敵ではあるが、だからと言って人流を止めるだけが対策ではない。山梨長崎知事は見事にそれをやっている。多くの地方自治体が見習うべきことだ。

今日の憲法記念日。総理在任中には口にしなかった憲法改正も辞めたらあちこちでブチかまし、今晩もBSフジへの特別出演で、改正を強く訴えるだろう。卑怯者だ。最長、最強の内閣と言われた時に、何故、こうした能動的な行動を取らなかったのか。自分のやらなかった、 出来もしなかったこと はすべて後任総理に押し付けようとしている感もあるが、元々菅総理憲法改正には消極的と言われている。自分は今のチグハグな憲法は、変えて行くべきだ。どこの国でも修正はあり、日本だけが不磨の大典であってはならいと、考えているが、スタートして間もない菅内閣で、改正に突き進むには基盤が弱いと思っているのだろう。総理総裁に再選され、内閣の基盤が整ってきたら、戦後最後のやり残し、憲法改正に突き進むべきだ。だが、その前に明らかな法律違反、学術会議5人の速やかに任命し、それから物事をスタートすべきだ。ボタンの掛け違いは、いつまで経ってのチグハグな国家しか作りえない。

 

f:id:commodore:20210503131245j:plain