ちゃおチャオブログ

日々の連続

6.17.(金・晴れ)イチローの涙、舛添の涙。

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昨日は注目すべき二人の日本人が涙を流した。しかし二人の涙は全く違ったものだった。涙に色はないとしても、それは純粋で混じれ気のない心の発露としての涙と、もう一つは、打算と計算づくめ、泣き落としの悔し涙、ねじれ曲がった心の発露だった。もし涙に色がついているとすれば、黒い涙だった、

大リーグマーリンズイチロー選手は、昨日のパドレス戦で初回の安打で、ピートローズの記録と並び、更に9回、クリーンヒットの2塁打を放って、日米通算4257本安打とし、世界記録を打ち立てた。ローズが1986年に引退してから30年ぶりの快挙だ。

この先、天才打者が現れて、ローズの持つ大リーグ記録は再び破られるかも知れないが、イチローの持つ、日米通算の世界大記録を破る選手が出て来るとは思えない。ベーブルースの持つホームラン大リーグ記録は、王により破られたが、イチローのこの世界記録は永久不滅のもので、しかも尚、現在進行中である。

一昨日舛添ははしなくも「全身全霊で都政に打ち込みたい。願わくば9月まで都知事をやらせて欲しい」と、都民、都議に訴えたが、このイチローの野球に向かう姿勢こそ正しく「全身全霊」で打ち込んだ結果の大記録達成だった。

試合終了後、イチロー選手はインタビューに答え、今日の偉業に対して涙を浮かべていた。様々な思いが脳裏を去来したに違いない。キリストの涙、サンフランチェスカの涙、オバマの涙、同様の純粋な涙だった。澄んだ心が涙の形をとって外に発露した。

一方の舛添、辞任前日までは「全身全霊で都政に打ち込む」と言って、都議の前で涙さえ見せたが、辞任してからは、その言を翻し、1日だけ部屋の片づけで都庁に来たが、後は全くの知らんぷり。都知事としての高給を受け取りながら、一切の仕事を放棄し、定例会議もすっぽかし、記者団の質問にもまっとうに答えようとしない。馬脚は既に数か月前から表していたが、将に彼の下衆の本性を地で行っている。都民は又彼の「嘘の涙」に騙される処だった。

彼はもうこの先、野垂れ死にするしかないだろう。人間70近くになればそれで良いかも知れないし、しこたま隠し財産を作った彼にしてみれば、この先社会からつま弾きされても、痛くもかゆくもないだろう。ここへ来て、退職金2000数百万円の返上とか、慈善団体への寄付、等が行われれば、又都民の彼を見る見方も変わってくるであろうが、世界語にもなった「せこい」男には、到底そんな器量もないだろう。

人の流す涙。人それぞれの感情の発露ではあるが、偶々同時に映像で流された二人の涙には天と地ほどの違いがあた。反面教師の舛添さん、どうもありがとう。嘘のつきかたの少しの勉強にはなりました。


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