ちゃおチャオブログ

日々の連続

成都の3日間(38)錦江沿いの竹林公園。

空港へ行く途中に寄った公園は、竹林だった。
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色々な種類の竹が植えられている。
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当方が知っているのは孟宗竹、篠竹、破竹(曲竹)位だが・・
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この竹はなんて名前なんだろう・・。流石にパンダのお国だけのことはある。
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金条金剛竹。・・随分背の低い竹だ。15cmもない・・。
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成都市の木が銀杏とは添乗員の黄さんから聞いたことだが、それは奇しくも東京都の木と同じで、東京と成都との間にどんなつながりがあるのか知らないが、それは多分偶然のことだろう。銀杏は樹木の中では一番古い種類で、凡そ3億年位前から地球上に自生していたとのことである。元々の自生地は中国南部、揚子江流域と言われ、平安時代以前の古くから日本に移入されていたが、江戸時代、その種子が長崎よりオランダに運ばれ、後、世界中に広まったものだが、英語で「Ginkoh Nuts」と呼ばれるのは、日本語の「銀杏」から来た言葉である。

空港へ行く途中の今回旅行の最後の訪問先は、市内を流れ錦江沿いにある公園「望江楼」だ。錦江は長江の支流になっていて、遠く三国志の時代にも、ここから劉備玄徳、諸葛孔明、呉魏との戦いに向かう船団などが出て行ったのだろう。今見ると川幅は十分あるものの、水量が少なく、とても大きな船団を浮かべる程の水量はないが、昔だったら上流で川を堰き止め取水することもなかっただろうから、この幅広の川は満々とした流れを湛えていたに違いない。

さて、小雨の中公園を歩くが、銀杏の大きな大木はどこにも見当たらない。黄さんに聞いてみると、この公園には無いが、道路の向かい側にある四川大学の構内には沢山あるということだった。そういえば、日本でもどこか大学構内にイチョウ並木などがあったか・・。ここではそのイチョウの代わりに竹林になっている。日本で竹林と言えば、ほぼ孟宗竹の竹藪を想像するが、ここにはいろいろな種類の竹が植えられていて、名札もついている。昨日のパンダ園で見た考順竹を探したら、矢張りあった。背の低い庭木にしたいような竹で、こうした所に四阿でも建てれば、竹林の七賢のような優雅な生活もできるだろう。日本の竹藪だったら、蚊が多くて、敵わないが・・。

小雨で公園には散歩者はいないのかと思っていたら、屋根のある回廊のようなところに大勢の人が集まっていて、何かをしている。歌声が聞こえてこないから歌謡グループではなさそうだ。とすると、太極拳か何かの気功のグループかも知れない。いや、待てよ、二人セット、男女同数で手をつないでいる。・・ああ、朝から雨の中のダンスのグループか。中国人は本当に余暇を楽しむ民族だ。



とても覚えきれない数の竹の種類だ。探してた「考順竹」もあった。
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竹林を通り抜けると、綺麗な花壇などもある。良く整備されている公園だ。
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ああ、雨宿りしているのか、回廊には大勢の人が集まっている。
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ああ、それぞれ二人ペアで、雨に濡れないように回廊の中でダンスをしていたのだ!
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中国人は実に優雅で、時間の使い方が上手い。趣味に生きている。
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