ちゃおチャオブログ

日々の連続

東京丸の内のイルミネーションと浅間の雑木林。

今年も又八重洲での忘年会。早めに出かけ、丸の内のライトアップを見に行く。
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夕方の皇居、馬場先門。
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この20年で、東京駅周辺も随分と変わった。
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新丸ビル、エントランスホールでの動画が始まった。
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随分大勢の人が2階、3階のコリドールからも眺めている。
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さて、丸の内中通りのライトアップが始まった。
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ここ最近のOB会忘年会は東京駅八重洲周辺で行われることが多い。今年も又八重洲のいけ増で行われた。6時からのスタートで少し早めに自宅を出て、東京駅の八重洲とは反対側、丸の内に足を延ばし、中通りのライトアップを眺めるのが恒例となっている。以前はOB会の何人かを誘い、東京駅で待ち合わせ、一緒に中通りを歩いたこともあったが、時間を決めたり、待ち合わせ場所を決めたりが面倒になり、最近では自分一人で行くことにしている。

ライトアップは日の暮れる5時半からで、それまでの時間新丸ビルのエントランスヒールで少しの時間待ちをするが、クリスマスコーナーなどもあり、サンタやトナカイの入っているスノーボールなどを売っている。小さめのを一つ孫に買っていると、突然クリスマスソングが鳴り出し、1階から4階までのぶち抜きのエントランスヒールの壁面ガラス窓にメルヘンチックな映像が映し出される。1階フロアーにいる人はその映像を見上げ、2階、3階のテラスにも大勢の人が手すりにつかまり動画をみている。当方、初めて見る面白い趣向だ。

同時に外の街路樹に取り付けられた電飾が点灯し、中通りをずっと先、有楽町駅前の東京フォーラムまで照らし出している。年末の風物詩。だが、LED照明になってからは、どことなく冷たく味気ない。昔のように豆電球で、カラフルで、チカチカ点滅している方が、余程かノストラジックだ。如何にも年末のクリスマスシーズンを掻き立てるが、LEDでは上品すぎる。忘年会の時間も迫っているので、東京駅の長い地下道を横断し、丸の内側から八重洲口側に急いで歩いて行った。

それから二日後の今日、冬晴れの気持ち良い午後、久しぶりに浅間へ出かける。武蔵野の雑木林。だからここにはもみじや楓はなく、楢、くぬぎ等の広葉樹が主流を占めている。京都の五山で見るような見事は紅葉はなく、ここは武蔵野鄙の里山。今年の日照不足の為か、葉は赤茶けて、ますます田舎っぽい。4時を過ぎると太陽は富士のかなたに傾き、弱い光を葉に当てている。

以前はこの丘から遥か先、80キロ西方に富士がくっきり見えたのだが、20数年前、府中駅前に2棟のタワーマンションができ、富士の眺望を妨げている。巨大な富士の雄姿はわずかにビルの右側に見えているが、高層ビルを取り巻く空気の乱れで、以前ほどははっきり見えない。1000年変わらぬ武蔵野の雑木林から1000年変わらぬ冬の富士を今はもう見ることはできなくなった。人間の業、営利主義。これも又一つの自然破壊に違いない。



LEDの光は何か華やかさがない。
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そろそろ八重洲まで行かなくては・・
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武蔵野の雑木林。
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今年は日照不測のせいか、赤茶けて見える。
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西日が赤い葉を照らしている。
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府中駅前のタワーマンションの横に、大きな富士が顔をのぞかせている。
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