ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(120)香港海峡の夜の賑わい。

香港島の夜景を見る為、時計台前広場(フェリー乗り場前)には沢山の観光客が集まってきている。
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それにしても沢山の人出だ。
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100万ドルの夜景、世界中から観光客が集まってきている。
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国際観光都市の名に恥じない。
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高層ビルの上の方には雨雲か霧がかかっている。
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香港島と半島との間の水域を何と呼ぶかは実際は知らない。海峡は、台湾海峡マレー海峡、津軽関門等一定の大きさと幅を持った水域を差していて、この香港島のように単に沖合の島と陸地を隔てる水域はどうか。尾道の沖合に向島があり、そこは尾道水道と呼ばれているが、尾道は高速道路のつり橋がかかる程度の狭さで、この香港と比べたら10分の一もない狭い水域だ。しかし橋で言えば、関門もボスポラスも両方の陸地を橋でつないでいる。水域の幅から言ったらボスポラスと同じくらいだろう。幅のサイズから言ったら関門海峡よりは広いので、方や陸地同士、方や島と陸地としても、ここを香港水道と呼ぶよりは香港海峡と呼ぶ方が適しているだろう。

香港の夜景。世界三大夜景の一つに数えられていて、100万ドルの夜景とも呼ばれている。しかしそれは50年前の呼び方で、インフレの進んだ今では1000万ドルの夜景と呼んだ方が良さそうだ。その海峡の夜景を眺めに今晩も又満員電車並みの観光客が集まってきている。東京のラッシュアワーは苦痛でしかないが、ここ香港のラッシュは二義やかだ。お祭りを見に集まってきた人の集団。一生の思い出に残すために、この時計台前の広場に集まってきている。

海峡の向こう、香港島の高層ビル街は、今日は少し雲がかかっていて、上層階の一部は雲に半分隠れるようにして電飾が煌めいている。香港でしか見られない幻想的な夜景だ。海峡は何隻もの観光遊覧船が万飾のイルミネーションに飾られ、行き来している。海上からのこの夜景は、香港に到着した初日に見ている。感動的だった。遊覧船の観光客も、今同じような感動をしていることだろう。そこへ一艘の真っ赤な帆を張ったジャンクがどこからともなくやって来た。見世物用のジャンク船だ。この海域の人々は数百年も昔からこうした帆掛け船で日本やタイ、ジャワ、遠くは中東まで出かけて行った。今は観光船として、広場に集まった観光客を楽しませてくれている。サーチライトが夜空を照らし、超高層ビルの窓の光は時々刻々七色に変化する。超高層ビルを背景にした見事な野外アトラクションだ。人々は時の経つのも忘れて、飽かず眺めていた。



この夜景、脳裏に刻んでおこう。
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ああ、真っ赤な帆を上げてジャンクがやってきた。
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昔からこんな帆掛け船でアジアの海を股にかけていたのか・・。
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香港島の夜景を背景に、良いアトラクションだった。
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The Peninsula。50年前にもこの同じ場所に立っていたが、当方には一生泊まれそうにない最高級ホテルだ。
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