ちゃおチャオブログ

日々の連続

Katsuさんの帰国と歓迎--ブログで知り合った縁。


当日は天気が悪く、遠方へは行けずに、小金井市内にある桜の名所・小金井公園を案内する。
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真ん中のDandy男がKatsuさん。桜の季節でなくて、残念だったが・・
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夜は大黒屋での歓迎会。Katsuさんのお土産、Jack Daniels!
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Katsuさんと言っても知っている人は以前から知っているが、知らない人の為に簡単な略歴を書くと、彼は米国テネシー州メンフィスに在住する、宇和島出身の元体操選手。高校時代から体操競技に優れ、日体大に進んだ後は米国に移り、かの地で数々の実績を残し、数年前、米国南部六州の体操選手を顕彰する「殿堂入り」を果たした。米国野球選手がNBLの野球殿堂に顕彰されるのと同様の名誉ある受賞で、日本の体操選手が嘗て殿堂入りした例は、自分は知らない。

そのKatsuさんが2年ぶりに帰国した。Katsuさんは郷里松山で2年おきに開催される宇和島東高校の同窓会に出席する為、2年おきに帰国しているのだが、今回もその目的での帰国だ。

自分とKatsuさんの繋がりはそれ程長いものではない。数年前、同じ宇和島東高校出身の竜司さんと自分とがブログ上で知り合い、その竜司さんの勧めでKatsuさんもブログを始めるようになり、いつしか当方とのブログ上での交流が始まった。であるから、かれこれ3年程度のお付き合いか・・。しかし、ブログ後発のKatsuさんではあったが、その内容も技量も素晴らしく、時々のブログUpではあったが、いつも感心させられていた。

特に記憶しているのは、去年の動画付きブログで、自宅の広大な敷地、それは3000坪を遥かに超える程の広さなのだが、ムクドリのような渡り鳥がその敷地の一角に卵を産み、Katsuさんがそれを拾い上げて、ヒナから育て、成鳥になり、その小鳥はKatsuさんになつき、掌に乗ったり、肩に止まったりする動画がバックミュージック付きで流れ、その時、Katsuさんは随分優しい心根の持ち主だと、思った。
鳥の刷り込み、インプリンティングに関しては動物学者のローレンツ博士の著作で知ってはいたが、現実にKatsuさんが動画の中で見せてくれて、博士の学説を目の当たりに確認できたのだった。

前回2年前の帰国の数か月前、同じく宇和島東の出身で、これも又竜司さんの紹介で知り合ったブログの知人、悠久のボヘミアン他何人かで、自分の住む武蔵小金井の大黒屋という飲み屋で暑気払いをしたのだが、その時、どういう風の吹き回しか、Katsuさんからボヘミアンさんを通じ、高級シャンペンの差し入れがあった。シャンペンなど殆ど飲む機会もなく、結婚式などでグラス1-2杯を飲んだのが過去数回あった切りだったのだが、その久しぶりのシャンペンを有難く頂いた。自分に限らず、他の同席者も同じことだったろう。

その2月後の10月、Katsuさんが宇和島での同窓会参加の為に帰国することになり、当方も東京に於いてはシャンペンのお礼を兼ねて、大黒屋にてKatsuさんを歓迎すべく、その時の関係者に言葉掛けをしていたのだが、生憎その時は、直前に不都合があって、歓迎会自体が開かれないことになった。自分としては、いつかシャンペンのお返しをしたい、との思いで、その後の機会を待っていたが、それが2年経った今回、再び帰国することになり、今度こそはと、大黒屋にて歓迎の宴になった。何故大黒屋にこだわるかと言うと、2年数か月前、ここで皆さんと暑気払いをしていた際に、Katsuさんからの差し入れがあり、従って、Katsuさんを歓迎するとすれば、この店が最適と思ったからだった。

そこでKatsuさんの予定を確認すると宇和島から帰った後の10月28日(土)が都合が良い、とのことで、当日は一人二人を除いて、2年前のシャンパンメンバーが集まることになったのだが、それプラス全くお酒の飲めない竜司さんが遥々伊東から駆けつけ、更に、ボヘミアンさんは当日三島での仲間との会食があったのだが、早目に切り上げ、急遽駆けつけてくれた。これで宇和島東同級生3人が一堂に会することになったのだが、ボヘミアンさんなど、先週の松山での同窓会でKatsuさんとはお酒を酌み交わしたばかりであり、二人の律義さには感心させられた。

それ以上に律儀なのはKatsuさんで、今回は我々が2年前のシャンパンのお礼に招待するからと言ってあったにも拘らず、米国本国からバーボンウイスキーの最上級品Jack Danielsの大瓶2本をぶら下げてやってきたことであり、こんな重たいお土産を手持ちでやって来るとは全くの想定外で、お土産品を喜ぶよりもむしろ恐縮した次第だった。

店には事前に話してあったので、早速バーボンを開けて飲み始めたら、そんな恐縮などどこへやら、強いお酒をストレートで飲み、しこたまに酔ってしまったが、行きつく所は「Katsuさんは良い人だ」、との結論以外の何物でもなかった。

当方とKatsuさんとは2年数か月のブログ上での交際であり、今回初めてお会いすることになったのだが、偶々Katsuさんのホテルが隣駅にあって、大黒屋での歓迎会の当日の日中及び前日の夜、個別的にKatsuさんと会い、親しく話す機会を得たが、僅かな時間ではあったが、Katsuさんの人間性の一端が分かるような気がした。その「律儀さ」と共通する部分で、「誠実」であり、「紳士」であり、「心の温かい」人だった。

彼は現役体操選手を引退して以降、住居のあるメンフィスで和食店「Katsuの店」を開業し、大成功を収めたのだが、その結果として現在の大邸宅、1000エーカー、即ち3300坪以上の広大な土地家屋を所有することになったのだが、現在はその和食店を売却し、悠々自適のシニアライフを楽しんでいる。これだけの資産家だから、2年おきの帰国も可能になるし、ほぼ3週間にわたる長期滞在も可能になる。当方のレベルからしたら大富豪である。にも拘わらず謙虚ではある。

上に挙げた心の真面目さに加え、彼の頭の良さにあり、彼の肉体的優位性に加え、頭の良さが米国一流の体操選手を作り上げ、体操殿堂入りを果たしたものではないか。その頭の良さは和食店経営にも如何なく発揮され、大成功を収め、今の優雅な老後を迎えているのではないか、ということだった。

昨日、当方ブログへのコメントがあり、無事にメンフィスの自宅に帰着し、大黒屋での歓迎に感謝し、又2年後の再開を楽しみにしている、との内容であった。一期一会、自分としても良い人に巡り合った、との思いは強いが、明日の身すら定かにならない自分にとって、2年先のことなどとても約束などできない算段だが、自分も元気で、曲りなりの老後を過ごしているとすれば、そうありたい。
願わくば、継続的なブログコメントのやり取りをし、遠く離れたお互いの現状が見える形での2年後であれば、更なる親近感も増すものと思う。ブログの切れ目が縁の切れ目にならないことを願う次第である。



ブログの知人嵐子さんも腰が悪いのを押して、参加してくれた。
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悠久のボヘミアンさんと嵐子さん。
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大さんのお兄さんは、シャープ社員時代メンフィスに駐在し、Katsuさんの店によく行ったそうだ。
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お酒の飲めない竜司さんも遠路伊東から駆けつけてくれた。
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