政府の人気取り政策で国民栄誉賞が大量生産されているが、今年は将棋界と囲碁界の二人が同時に受賞した。この栄誉賞は天皇陛下とは関係なしに、総理が授与あするので、文化勲章やノーベル賞のように、人数の制限があるわけではない。
囲碁の井山、将棋の羽生、共に前人未到の記録を作ったのだから、栄誉賞には値するが、こうした栄誉賞、名誉賞は、現役を退いた後の、楽隠居に入った時点で授与されるべきではないか。その点、イチローは、過去何回も打診されてはいるが、断っている。自分はまだ現役選手だとの誇り、矜持があるからだろう。後年イチロー選手にやる時はダブル栄誉賞でもやりたい位だ。
その羽生竜王、一時は7大タイトルを保持していたが、今や残されたのはこの竜王位のみ。今日から竜王戦が始まったが、これを失えば、無冠の帝王になってします。仮に勝った場合には、タイトル戦通算1000勝という、とてつもない記録を打ち立てることになる。48歳、既に峠を越したとは思わないが、藤井翔太始め若手の棋士がどんどん力を付けてきて、絶対王者の地位も危なくなっているのは事実だろう。
一方の囲碁、井山名人。7大タイトルの内、尚6冠を保持していて、尚圧倒的強さを誇っているが、国際試合ではどうも冴えない。最後の土壇場で決勝を逃している。今現在台湾の張栩と名人戦を争い、現在3勝1敗と後Ⅰ勝すれば、タイトル保持となるが、果たしてどうか・・。張栩の巻き返しはあるか・・。泉ちゃんのご主人、頑張ってもらいたいが・・。