ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.26.(金・曇小雨曇)平成大納会。

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今月いっぱいで終了する平成時代。それも残り数日に迫り、テレビでは平成天皇最後の訪問とか最後の外出、テレビ番組などでも、平成最後の放送、等々、過ぎ行く平成を懐かしむ声も多い。
株式市場も、今日が平成最後の取引になる。平成の大納会だ。明日からの10連休を控え、盛り上げに欠いてはいるが、事前に危惧されたハゲタカの売り仕掛け、大幅安を演じることもなく、48円の下げで済んだのは、何よりで、関係者もほっとしただろう。
終値は22,258円。円高は少し進んだものの、111円60銭台に留まる。ただ東京が休場の10日間の間に、海外市場がどう動くかは全く予測できないし、大きく動いたとしても、東京にいては何も手を出せない。東京は明日からの10日間、つんぼ桟敷だ。

31年前、平成元年がスタートした1989年。日本はバブルの絶頂期を越えて、やや陰りを見せること、3M、宮沢、三重野、武藤がトンチンカンな辣腕を振るってバブルを潰し、日本経済は見事に意気消沈した。この30年間、日本はひたすら坂道を転がり落ちて、所得は半減し、嘗ての1流国から1流半の国に、収まった。今の日本人はそれを納得し、受け入れている。普通の国で良いと。確かにこの間、福祉は充実ℍし、生活保護者も倍増した。それなりにセーフティネットが拡大したのだろう。
昭和64年1月4日の東証終値、¥30、244円、平成元年1月9日の平成大発会、¥30、678円。その後、この年の大納会、12月29日には東証市場の最高値、¥38、915円を記録し、その後、翌年からの30年間、市場は低迷してきた。この間、アジアのメインプレーヤーはシンガポール、上海、香港等に奪われ、東京の地盤沈下も甚だしい。
自身も、この平成の30年間に足並みを揃えるように落ちて行った。バブル期には8000万まであった金融資産は今は僅かに1000万。4000万あった不動産投資は、ほぼ全滅だが、まだ一つ腐った物件と手切れが出来ない。この負の遺産を死ぬまでに何とか整理しなければ・・。
バブルの頃は、50で仕事を辞め、後の人生は悠々自適、山梨に別荘を構え、上りでもって年数回の海外旅行も、と考えていたが、その夢は、3Mのバブル潰しと同時に雲散霧消した。それが良かったかも知れない。普通の生活ができる喜び。人々と同じことを喜び、同じことに悲しみ、憤る。平成の30年間、世の中が自分を磨いてくれた。80まで残り7年。あと10年も生きたら83になる。十分活き、十分満足した。我が人生に悔いなし。


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