ちゃおチャオブログ

日々の連続

江南周遊(43)鼎の軽重。

次にやってきたのは刺繍の製造展示販売の蘭莉園。

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店内は撮影禁止で、中庭の鵜を撮る。

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江南の地は昔から刺繍の産業が盛んだ。

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アーバスが次にやってきたのは景山の麓にある刺繍展示販売店「蘭莉園」。ここは蘇州に本店がある有名な刺繍の店で、撮影禁止になっているので、店の入り口しか撮影できなかった。いずれにしても見事な刺繍の工芸品で、3年前、ネギさんと別のツアーで来たときは、ここで猫の刺繍をかなりの金額で買ったが、それは両面刺繍で、表側と裏側で違った種類の猫が描かれたものだった。流石刺繍に関しては長い歴史を有している中国の芸術品だった。

 

そこからほど近い場所に景山歴史区がある。なだらかな丘のような山で、その近くには錫山が同じような山容で二つ並んで立っていて、この二つの山を合わせ、錫景公園になっている。いずれにしてもこの辺りは三国時代から開かれていた場所で、歴史景観区にもなっている。

 

山の方向に向かって歩いて行くと、途中の参道に大きな青銅のオブジェが立っている。脚が3つ。ああ、これは鼎だ。20年ほど前に最初にここへ来た時も見た鼎だが、その時のものより、今見る鼎の方がより巨大になっている。ああ、これも又後から作り替えられたのか・・。鼎の軽重。昔読んだ中国の歴史書、或いは三国志だったかも知れないが、その時に出てきた言葉で、詳しくは覚えていないが、その鼎は権力の象徴で、権力者はその軽重は問われない。誰が見てもどっしりしたものだ。

 

3本脚。嘗てこの地に3国、呉魏蜀の盟主が集まり、鼎の軽重を問うた。3本脚はどちらにも傾かず、堂々と立っていた。そこで3国はもうこれ以上の戦いを止め、別れて行った・・・。何かそんなような故事の象徴だったかと思ったが・・。2000年も前の話だ。自分の記憶が正しいか間違っているかも定かではないが、ここでこの様な巨大な鼎を見たのは感動的だった。

 

次は景山歴史区にやってきた。ああ、3脚の鼎が立っている。

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随分大きくて、立派な鼎だ。

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前方に3国の時代の6重の塔が立っている。あの塔は昔からその場所にあった。

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