ちゃおチャオブログ

日々の連続

江南周遊(44)景山古鎮観光。

江南の地を特徴づける運河。

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この運河は今でも人々の生活の用になっているのだろう。

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これから景山古鎮の商店街を歩く。

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中国の古い街では大体どこにも古鎮という古い町並みが残っている。1000数百年前、或いは2000数百年前、その町ができた当時の発祥の場所だ。だが中国は繰り返される戦乱、争乱で町は破壊され、再び同じ場所に町が建設される繰り返しを行っていて、そこにある古鎮は、昔からのものではない。特に最近景気が良くなり、金回りもよくなって、昔の町に似せて古鎮の街並みを再現し、観光客を呼び込んでいる。

 

公園内の参道に立つバカでかい鼎をみてから、少し昔の風情を残す運河沿いを歩き古鎮へ向かう。蘇州にしてもこの町にしても街中を運河が走る。今でも生活の用には立っているようだ。ダルマ船なども係留されている。今はないかも知れないが、この運河の水で洗濯とか夏は水浴びなどしているかも知れない。少し歩くと又通りの向こうに七十の塔が見えてきた。この塔が何時ごろ建設されたのかは知らないが、この塔は昔のままだろう。どことなく少し傾いて見える。地震のない国だからこんな傾いていても斃れることはないのだ。

 

景山古鎮は賑やかな通りだ。どこから集まってきているのか賑やかな人出だ。江蘇省だけでも1億人近い人口がいて、近隣の省内からやって来る観光客だけでも相当な数に上るに違いない。古鎮と言っても、そうした観光客を当て込んだ土産ショップ、出し物店、高級そうなレストラン等々で、もう完璧に観光地化している。三国志の頃の雰囲気などどこにもない。だが、集まってきている中国人はそんなことにはお構いなく、いろいろと買い物をしている。本当に金回りがよくなっている。

 

通りの一番奥、突き当りのちょっとした広場に天下第2泉がある。景山にしみ込んだ地下水がここから噴き出ているのだろう。その関連か、周辺には茶店、茶器の店、無錫の焼き物などが売られている。見ていても飛ぶように売れているようだ。もう一度歩いて来た道をそぞろ歩きに元の場所、路上駐車場まで戻り、これから夕食会に向かうことになった。

 

前方に先刻の七重の塔が見えている。

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奥に天下第二泉があるようだ。

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茶店とか、高級レストランなどもある。

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